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電解槽 でんかいそうelectrolytic bath; electrolytic cell

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

電解槽
でんかいそう
electrolytic bath; electrolytic cell

電気分解を行う容器電気分解に必要な電極電解液隔膜などを含む装置を一括していう。

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百科事典マイペディアの解説

電解槽【でんかいそう】

電気分解を行う装置。電解液を入れる容器,電極からなり,両極に生じた電解生成物を分離する必要のある場合には隔膜を設ける。食塩水の電解(電解ソーダ),電気めっき,電解研磨,各種金属の電解精製等,使用目的に応じ各種のものがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

でんかいそう【電解槽 electrolytic cell】

電気分解を行う装置。容器,電極(陽極と陰極),電解液の3部分からなる。しばしば隔膜が両極の間に設けられることがある。電極の配置には,陽極と陰極を交互に入れて陽極どうし,陰極どうしを並列に連結したユニポーラー(単極)方式と,電極を直列に連結して電極の片面が陽極,反対側の面が陰極として働くようにしたバイポーラー(複極)方式とがある。電解槽の容量はしばしば流れる電流の大きさで表される。【笛木 和雄】

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大辞林 第三版の解説

でんかいそう【電解槽】

電気分解を行う装置。容器・電極・電解液からなる。容器は鉄槽の内側にポリエチレンなどの合成樹脂膜を張ったものが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電解槽
でんかいそう
electrolytic cell

電解質溶液や融解電解質などのイオン伝導体に電流を通じて化学変化をおこさせることを電気分解といい、電気分解を行う装置を電解槽という。電解反応は、電気的エネルギーを加えることにより、普通の化学反応ではおこりえない自由エネルギーの増加する反応もおこさせうる。しかし電解反応は二次元的に電極と電解液の界面近傍でおこり、反応に関係する量は、ファラデーの法則により電極と電解液の界面を通る電気量によって定まり、反応速度は電流密度によって調節できる。電流の流入する側の電極を陽極、流出する側の電極を陰極といい、陽極では酸化反応、陰極では還元反応がおこっている。電極には金属の精製やめっきのように溶解しさったり、あるいは析出物がある程度たまると取り換える一時的のものと、水電解や電解アルカリのように永久的に使用されるものとがある。なお、電解を維持するのに必要な電位差を分解電圧という。[早川豊彦]

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世界大百科事典内の電解槽の言及

【電気分解】より

…このような自発的には起こりえない反応に対し,外部から系に電気エネルギーを与えて,その反応を起こさせるのが電気分解で,電解と略称されることも多い。電気分解を行う装置が電解槽で,電解槽は陽極,陰極と呼ぶ二つの電極,電解液(電解質溶液あるいは融解電解質),および容器よりなる。ときには,陽極で生成した物質と陰極で生成した物質の混合を防ぐ目的で,隔膜を用いることもある。…

※「電解槽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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