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青墓宿 あおはかのしゅく

百科事典マイペディアの解説

青墓宿【あおはかのしゅく】

美濃(みの)国にあった東山道宿駅。青波賀,大墓などとも書く。現在の岐阜県大垣市青墓町。平安末期から鎌倉期にかけて遊女傀儡(くぐつ)がいた宿として著名。宿の長者を青墓長者といい,《保元(ほうげん)物語》によると保元の乱後に斬られた源為義の子の母は青墓長者の女(むすめ)で,《平治物語》には平治の乱に敗れた源義朝が青墓に逃れたと記され,源氏と関係の深い地であった。遊女や傀儡は青墓長者の管轄におかれたと考えられるが,大江匡房(まさふさ)の《傀儡子記》に登場する美濃の傀儡子(傀儡)は青墓宿を拠点としていたものであろう。戦国期までは東山道の宿として存続していたらしい。

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世界大百科事典 第2版の解説

あおはかのしゅく【青墓宿】

美濃国不破郡の東山道の宿駅。現,岐阜県大垣市青墓。青波賀,奥波賀,遭墓,大墓,青波加,青冢とも書く。平安末期から鎌倉期にかけて傀儡子(くぐつ)や遊女のいる宿として著名。宿の長者を青墓長者といい,大炊(おおい)といった。保元の乱後斬られた源為義の子の乙若,亀若,鶴若,天王丸の母が青墓長者の女であったことが《保元物語》にみえる。また,《平治物語》によると源義朝は平治の乱に敗れ,青墓に逃れているが,青墓長者大炊の女延寿との間に夜叉御前をもうけていたという。

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