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纏頭 テントウ

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デジタル大辞泉の解説

てん‐とう【×纏頭】

《「てんどう」とも》
祝儀。はな。心づけ。
「駕籠舁(か)き人力車夫等への―にも思い切った額を弾んだ」〈谷崎春琴抄
もらった衣服を頭にまとったところから、歌舞・演芸などをした者に、褒美(ほうび)として衣服・金銭などを与えること。また、そのもの。
「舞ひはてては必ず―をこひけり」〈著聞集・二〇〉

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

纏頭
はな

祝儀、心づけ、寄付の意。もと上位の人が下位の者に着物を与えるとき、頭にかぶせる風習があったため、この文字を使うという。また人に物を贈るとき花の枝につけたことからハナという。役者や相撲(すもう)取りが受け取るほか、芸者などは花代という。祭礼の寄付は「ハナを打つ」といい、現在は金銭の授受が通例である。[井之口章次]

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世界大百科事典内の纏頭の言及

【祝儀】より

…今日でも,地方の農村などには祝儀不祝儀と称し,祝儀をとくに婚礼およびその祝いの金品の意に用いているところもある(不祝儀は葬式,香奠)が,一般には御祝儀にあずかると称して正規の報酬とは別にその労をねぎらい謝意を表して贈る心付けのことを指す場合が多い。被物(かずけもの),纏頭(てんどう),花ともいう。被物,纏頭は祝儀として与えられた衣装を肩に掛けたり頭に載せたりする作法に由来し,花は物を贈るのに古くは花の枝を添えたことによる。…

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