青青(読み)アオアオ

デジタル大辞泉 「青青」の意味・読み・例文・類語

あお‐あお〔あをあを〕【青青/××蒼/××碧】

[副](スル)いかにも青いさま。また、一面に青いさま。「若葉が―(と)茂る」「―(と)した海原
[類語]青い蒼然

せい‐せい【青青】

[ト・タル][文][形動タリ]あおあおとしているさま。
草木年中―として枯槁ここうせず」〈鉄腸南洋の大波瀾〉

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精選版 日本国語大辞典 「青青」の意味・読み・例文・類語

せい‐せい【青青】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 色が青いさま。あおあおとしているさま。
    1. [初出の実例]「青々草木珠荘葉、浩々陂池湛如瑠」(出典:性霊集‐一(835頃)喜雨歌)
    2. 「青青(セイセイ)たる春の柳」(出典:読本・雨月物語(1776)菊花の約)
    3. [その他の文献]〔詩経‐衛風・淇奥〕
  3. 髪の毛のくろぐろとしたさま。〔宋書‐謝霊運伝〕
  4. 顔色が青いさま。生気を失っているさま。
    1. [初出の実例]「日比の困窮、顔色青(セイ)々として形躰枯槁とかれければ」(出典:地蔵菩薩霊験記(16C後)一三)

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