デジタル大辞泉
「非職」の意味・読み・例文・類語
ひ‐しょく【非職】
1 現職でないこと。また、その人。
「―になってから、元気がすっかりなくなって」〈花袋・妻〉
2 官吏が、地位はそのままで職務だけを免ぜられたこと。休職。
「夫が―の部長上りか何かで」〈啄木・鳥影〉
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ひ‐しき【非職】
〘名〙 (「ひじき」とも)
② 寺院・神社で、
所帯の職のない僧侶や神官。役職にない僧侶や神官。
※
高野山文書‐永暦元年(1160)二月一九日・美福門院令旨「補
二供僧
一事、不
レ論
二有職・非職
一、只
住山之輩堪
二其器
一者、可
レ被
二撰補
一者也」
③
聖俗を通じて、ある職につくことのできる者に対して、員外の無資格者の
総称。
※八坂神社文書‐正中三年(1326)二月一三日・法眼顕増和与状「去元亨参年十月十日止二非職甲乙人伝領一之儀、付保務可レ有二管領一之由、就レ御二拝領綸旨一」
ひ‐しょく【非職】
〘名〙
①
官職がないこと。現職にいないこと。また、その人。
ひしき。〔音訓新聞字引(1876)〕 〔韓愈‐豊陵行〕
② 官吏が、
身分・地位はそのままで、職務だけ免ぜられること。また、その人。
非役。休職。〔五国対照兵語字書(1881)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「非職」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報