デジタル大辞泉
「頭書」の意味・読み・例文・類語
かしら‐がき【頭書(き)】
1 書物の本文の上欄に、注釈・批評などを書き記すこと。また、その注記。頭注。標注。とうしょ。
2 脚本で、台詞の上に書いてある、その台詞を述べる役の名。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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かしら‐がき【頭書】
- 〘 名詞 〙
- ① 書物の本文の上の欄に、解釈、批評その他の書き入れをすること。また、その書いたことば。頭注。標注。とうしょ。かしらづけ。
- [初出の実例]「かしらがきは二殿の御手なり」(出典:満佐須計装束抄(1184)三)
- ② 書物や文書の冒頭に、その書の趣旨などを書くこと。また、そのことば。
- [初出の実例]「奉加の帳の首書まで〈似春〉 爰に中比儒者一人の月澄て〈春澄〉」(出典:俳諧・江戸十歌仙(1678)九)
- ③ 脚本の台詞(せりふ)書きの上に添書きをして、その台詞を述べる役者の名を書くこと。また、その役者の名。かしらづけ。
- ④ 鎌倉幕府の訴訟制度で、評定沙汰において判決草案の各条の頭部に是非の判定を書き加えること。また、その書類。かしらづけ。
- [初出の実例]「一同評議縡終後、事書之頭に、是非を被二書付一、是を頭書と云」(出典:沙汰未練書(14C初))
とう‐しょ【頭書】
- 〘 名詞 〙
- ① 書物の本文の上の欄に注や解釈、その他の書き入れをすること。また、その注解。頭注。かしらがき。
- ② 文章の最初の書き出しの部分。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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