共同通信ニュース用語解説 「飛鳥京跡苑池」の解説
飛鳥京跡苑池
飛鳥時代の宮殿跡の北、飛鳥川の東に隣接する広大な庭園跡。大規模な土木工事を数多く行った女帝・斉明天皇の時代に築かれ、息子の天武天皇が改修し、儀式や供宴の場として利用したとみられる。全体の規模は南北約280メートル、東西約100メートル。南池には噴水のような石造物や水上舞台のような施設、北池には階段状護岸などが確認されている。宮殿に庭園が付属する形式は中国や朝鮮半島の影響が見られる一方、池の形や石造物などは日本独自の設計によるものと考えられている。
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