出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…しかしここに書かれた〈煎茶〉の文字が,茶葉を煎じるという意味で使われているのかどうかは不明である。というのは当時の日本の飲茶・喫茶の風習は中国唐代の喫茶趣味の影響を受けたもので,そのとき飲まれていた茶の具体的な内容は陸羽の《茶経》にくわしく述べられている。団茶あるいは餅茶と呼ばれ,蒸した茶葉を臼でつき乾燥させ,固められたものであった。…
…〈茶〉という文字も8~9世紀まではなく,それまでは〈荼(と)〉で代用されていた。〈荼〉はニガナのことで,漢代以後,四川から長江(揚子江)流域,江南へと飲茶の習慣が伝わるにつれ,ジャ(チャ)の発音を与えてこの字を使い,唐代に至って〈茶〉の字が誕生したと推定される。なお,(せん),茗(めい)の字も茶と関係し,前漢の司馬相如(しばしようじよ)らの作品にそれがみられるところから,当時,飲茶の風があったと類推する説もある。…
※「飲茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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