デジタル大辞泉 「三時」の意味・読み・例文・類語
さん‐じ【三時】
2 午後3時ごろに出す間食。おやつ。おさんじ。
3 農業に大切な三つの季節。耕作の春、草取りの夏、収穫の秋のこと。
4 インドで、熱時・雨時・寒時の3季節。
5 仏語。
㋐過去・現在・未来。
㋑仏滅後の仏教の行われるさまを三つに分けたもの。
㋒昼夜を六時に分けた、
㋓仏の
[類語](2)間食・おやつ・間食い・軽食・おめざ・ヤムチャ・点心・口直し・スナック・ハイティー
…この考え方はキリスト教に強い影響を与え,救済者としてのキリストの出現,その十字架上の死と栄光の復活という過程を通して〈神の国〉(全人類の救済)がつくられるという観念を生みだした。ところで,以上の系列の終末観に対して仏教においては,個人の魂の死後の運命を説く輪廻転生や因果応報の思想とともに,世界の終焉を予告する〈三時〉(正法,像法,末法)の思想が説かれた。〈三時〉とは釈迦の死後,世界がしだいに堕落・衰滅へとむかっていくプロセスを三つの段階に理念化したものであるが,最後の暗黒の時代を象徴する〈末法〉という考え方はとくに浄土教思想の根幹をなし,日本にも甚大な影響を与えた。…
…釈迦入滅後における仏の教えの行われ方を3期に分かった正法時,像法時,末法時を正像末三時といい,あるいは略して正像末とも三時ともいう。正法時とは仏の教法と修行者と証果との三つが整った時期であり,像法時とは証果をうることはできないが,教法と修行の両者がなお存在して,相似の仏法が行われる時期であるのに対し,末法時とは教法だけがあって修行も証果もない仏教衰微の時期をいい,その後に教法さえもない法滅の時期に入るという。…
※「三時」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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