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高熲 こうけいGāo Jiŏng

世界大百科事典 第2版の解説

こうけい【高熲 Gāo Jiŏng】

?‐607
中国,の宰相。渤海郡県の名族高氏を自称するが疑わしく,高句麗人説もある。代々北朝に仕え,高熲は楊堅(隋文帝)の信任を得て尚書左僕射兼納言となった。陳朝平定には全作戦を指揮して隋の天下統一を実現させた。実務に明るく公正な人柄で,従来の門閥貴族と異なる新官人像を示す。その努力によって開皇の治(581‐600)を生んだが,のち文帝に疎まれ,ついで朝政誹謗のかどで煬帝(ようだい)に殺された。632年(舒明4)に来日した唐使高表仁はその第3子と思われる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内の高熲の言及

【隋】より

…とりわけ地方行政制度をめぐる諸種の改革は,在地勢力の影響力を地方政界から排除し,地方分権的傾向の克服,中央からの威令の貫徹を可能にさせた一大事業として,中国史の上で特筆されるべき意義をもつ。こうした文帝の政治を支え,政策の立案・実行に加わったのは,高熲(こうけい),蘇威(534‐621)に代表される一群の官僚たちであった。彼らは,西魏=北周の漢人・北人(とくに鮮卑系)協力体制のなかから出身したことによって,一般に〈関隴(かんろう)集団〉とよばれ,すぐれた現実感覚,文武両道にわたる実務的能力を備えて隋の政界において指導的役割を果たした。…

※「高熲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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