真宗十派の一つで,専修(せんじゅ)寺(三重県津市)を本山とする一派。親鸞が下野国高田に布教所として開いた如来堂を起源とする専修寺(現,栃木県真岡市)を拠点に高田門徒が形成された。親鸞の弟子真仏(しんぶつ)・顕智(けんち)により基礎が固められ,親鸞遺弟中最有力の門徒となった。本願寺勢力が伸張するなか,本願寺との対立が深まる。10世真慧(しんね)は本願寺に対抗するため専修寺を伊勢国一身田(いっしんでん)(津市)に移し,その優位性を説き,一向一揆に際しては反本願寺側にまわった。真慧没後,専修寺の住持職をめぐる争いで教団が二分し,本願寺に後れをとった。1877年(明治10)別立し,81年に高田派と公称した。
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