黒檜(読み)クロベ

デジタル大辞泉 「黒檜」の意味・読み・例文・類語

くろ‐べ【黒×檜】

ヒノキ科の常緑高木。日本特産で、本州四国深山自生樹皮赤褐色でつやがある。葉はうろこ状。5月ごろ、藍色雄花雌花とをつけ、球果黄褐色に熟す。材は建築・器具用。ねずこ。ごろうひば。くろべすぎ。くろび。

くろ‐び【黒×檜】

ヒノキ科の常緑高木クロベ別名

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精選版 日本国語大辞典 「黒檜」の意味・読み・例文・類語

くろ‐べ【黒檜】

  1. 〘 名詞 〙 ヒノキ科の常緑高木。本州、四国の深山に生え、庭木にもする。幹は高さ一〇~三〇メートル、径四〇~七〇センチメートルになる。樹皮は赤褐色を帯び、枝はアスナロに似た緑色の鱗片状の葉でおおわれる。五月ごろ、枝端に藍色の花を単生し、果実は球果(松かさ)で長さ約一センチメートルの楕円形をし、六~八片の種鱗からなる。材は柔らかく工作しやすいので建築・器具用とする。ねずこ。くろび。くろべすぎ。ごろうひば。
    1. [初出の実例]「はしらは栂の四方柾、たたみはりうびん、黒部(クロベ)天井」(出典合巻正本製(1815‐31)初)

くろ‐び【黒檜】

  1. 〘 名詞 〙 植物くろべ(黒檜)」の異名

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動植物名よみかた辞典 普及版 「黒檜」の解説

黒檜 (クロベ・クロビ)

学名Thuja standishii
植物。ヒノキ科の常緑針葉高木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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