精選版 日本国語大辞典 「鼠捕り」の意味・読み・例文・類語
ねずみ‐とり【鼠捕・鼠取】
- 〘 名詞 〙
- ① 鼠をとること。また、鼠を捕える器具。餌(え)を入れた器に鼠をおびき入れ、ばねなどの仕かけで入り口がしまるように作ったもの。鼠落とし。〔運歩色葉(1548)〕
- ② 「ねずみとりぐすり(鼠捕薬)」の略。
- [初出の実例]「建立のやうな身でうる鼠取」(出典:雑俳・柳多留‐七一(1819))
- ③ ( 鼠を捕食するところから ) 「あおだいしょう(青大将)」の異名。〔物類称呼(1775)〕
- ④ 警察が行なう、交通違反の取り締まりをいう俗語。
- [初出の実例]「飛ばしてもネズミ取りに引っかからないところではクラウンのあまり高くはない性能をフルに発揮させ」(出典:男の掟(1969)〈大藪春彦〉高原)