日本歴史地名大系 「美河原庄」の解説
美河原庄
みがわらのしよう
箕面市北西部の山間、示の「四角四天石蔵」の所在地を記した中に「戌亥高山・真川原両堺」とあるのが初見である。現存する勝尾寺の
示石蔵の所在位置から判断すると、箕面滝の上流の箕面川の西側山地から止々呂美にかけての一帯が真河原(美河原)庄の庄域で、
建長二年(一二五〇)に行われた検注によると、美河原庄の庄田畑は合計九町五反余で、年貢を賦課する定田畑が五町四反余、その他諸用途に充てる除田畑が四町一反ほどであった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報