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ITT アイティーティー ITT Corp.

4件 の用語解説(ITTの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ITT
アイティーティー
ITT Corp.

アメリカの多国籍コングロマリット (複合企業) 。 1920年に設立された当初は通信事業の会社であったが,59年にレイセオンの副社長 H. S.ジェニーンが招かれ最高経営責任者に就任して以来,約 10年間に 200社を買収してコングロマリットになった。

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デジタル大辞泉の解説

アイ‐ティー‐ティー【ITT】[International Telephone & Telegraph Corp.]

International Telephone & Telegraph Corp.》国際電話電信会社。米国のかつてのコングロマリット企業。1920年に国際電話会社として出発、異業種企業の吸収合併を通じ、通信機器エレクトロニクス自動車部品、保険などさまざまな事業部門を抱えるコングロマリットに発展。その後、1980年代後半に通信部門を売却、さらに1995年に三つの会社に分割され、現在その一つであるITT Corporationがポンプバルブ、軍事電子機器、電子部品などのメーカーとして事業を引き継いでいる。

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世界大百科事典 第2版の解説

アイティーティー【ITT】

International Telephone & Telegraph Corp.から1983年5月現社名ITT Corp.に変更。通信機器の有力メーカーであるとともに,ハートフォード火災保険を所有し,また,エレクトロニクス,自動車関連部品,ホテル,家庭用品,資源開発などにも展開する世界最大のコングロマリット。本社ニューヨーク。1920年,AT&T(アメリカ電話電信会社)の海外資産を引き継いで,アメリカの国際電信事業会社として,ベーンSosthenes Behnによって設立された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ITT
あいてぃーてぃー
ITT Corp.

製造業、保険業、ホテル・娯楽業を主要部門とするアメリカの複合企業。かつては国際電信電話会社で電話通信機器の有力メーカーとしても知られていた。1960年代以降は250社以上の異業種企業を買収して世界最大規模のコングロマリット(巨大複合企業)となった。しかし、1980年代に入り規制緩和などで競争が激化し、その200社以上を売却。1990年代以降は自動車部品などの製造、保険、ホテル・娯楽の3部門を中核とした事業に転換し、1995年にはそれぞれを分割した。社名ITTはインターナショナル・テレフォン・アンド・テレグラフInternational Telephone & Telegraph Corp.の略称であり、1983年5月にITT Corp.に改称された。[佐藤定幸・萩原伸次郎]

巨大コングロマリットへの道

1920年にソスシーンズ・ベーンSosthenes Behn(1882―1957)によって設立されたときには、プエルト・リコの小電話会社にすぎなかった。同社がその名に値する国際的な電話通信会社となったのは、1925年からである。その年ウェスタン・エレクトリック(AT&Tの子会社)が反トラスト法違反による訴追を恐れて、海外事業部門を分離した。ベーンは、その事業部門をモルガン銀行の援助のもとに買い取った。ここからITTの飛躍が始まる。その後、中南米とヨーロッパで精力的に事業を拡大し、すでに第二次世界大戦前に巨大会社の一つに成長していた。
 同社を1980年代初頭に世界最大級の多国籍企業とよばれるまでにしたのは、1959年にミサイル生産で知られるレイセオン社Raytheon Co.の副社長ハロルド・S・ジェニーンHarold Sydney Geneen(1910―1997)をITT社長として引き抜いたあと展開した猛烈なコングロマリット的合併活動であった。レンタカー会社として有名なエイビス、ホテル・チェーンとして名高いシェラトンおよびホリデイ・イン、大手製パン業者の一つコンチネンタル・ベーキングなど多数の会社を合併したが、とくに重要なのは1971年のハートフォード火災保険の買収であった。ITTは1973年のチリの政変に一役買ったとして、開発途上諸国から非難を受けた。[佐藤定幸・萩原伸次郎]

1990年代の組織再編

1990年代に入るとITTは、三つの主要分野に事業内容を特化させ、1995年にはそれぞれの事業分野をスピンオフspin-off(会社が事業所などを独立させ、子会社の株を買い取り親会社の株主に分配すること)した。そのうち、第一のグループの工業部門が分離して設立されたITTインダストリーズITT Industries Inc.が、旧ITTの実質的な存続企業である。同社は自動車部品、電子製品、流体技術製品などを製造し、そのなかでももっとも大規模な自動車部品の製造部門は、つねに新製品開拓に余念のない独立系の部品システム供給業者である。ITTインダストリーズの1998年の売上高は44億9270万ドルであった。第二のグループである保険部門のITTハートフォード・グループは、ハートフォード・ファイナンシャル・サービス・グループThe Hartford Financial Services Groupとして独立。総合保険会社としては国内最大手の一つである。第三のグループのホテル・娯楽・情報サービス部門は、1968年からITTの完全所有子会社となったシェラトン・ホテルを運営するITTシェラトンITT Sheratonを中軸として展開され、組織再編後はITT Corp.の社名を引き継いで独立した。カジノ・ホテル大手のシーザーズ・ワールド社も1970年以降ITT傘下となっている。そのほかに複合娯楽施設のマディソン・スクエア・ガーデン、国内および海外で電話帳を出版するITTワールド・ダイレクトリーズITT World Directories Inc.や技術部門での学位認定機関であるITT教育サービスITT Educational Services, Inc.も傘下に収める。[佐藤定幸・萩原伸次郎]

その後の動き

ITTシェラトンは1998年にスターウッドホテル・アンド・リゾートワールドワイドStarwood Hotels & Resorts Worldwide, Inc.に買収され、マディソン・スクエア・ガーデン、ITTワールド・ダイレクトリーズなどもそれぞれITTの手を離れた。そして、ITTインダストリーズが2006年に社名をITT Corp.に戻し、おもにポンプやバルブ、軍事電子機器、電子部品などを製造している。2008年の売上高は117億ドルであった。[編集部]

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