PET(読み)PET/ぴーいーてぃー/ぺっと(英語表記)positron emission tomography

知恵蔵の解説

PET

放射性同位元素をトレーサーとして体内に投与し、体外からその分布を計測する方法をシンチグラフィー(scintigraphy)という。それをコンピューターを用いて画像処理し、輪切りの断層像を得る方法はエミッションCT。これにはガンマ線放出を利用する単光子CT(SPECT)と、陽電子(ポジトロン)を放出して崩壊する核種を用いる陽電子CT(PET)がある。脳の場合、PETでは局所の脳血流量や酸素消費量、ブドウ糖利用率などを測定できる。SPECTでは、脳血流を表す断層画像が得られる。近年、がんの病巣発見や転移の有無の判定に使われている。

(今西二郎 京都府立医科大学大学院教授 / 2007年)

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デジタル大辞泉の解説

ペット【PET】[polyethylene terephthalate]

polyethylene terephthalate
エチレングリコールテレフタル酸から合成されるポリエステルの一。磁気テープフロッピーディスクペットボトルなどの飲料容器に利用される。ポリエチレンテレフタラートポリエチレンテレフタレート
特に、「ペットボトル」の略。「スーパーのペット飲料コーナー」

ペット【PET】[positron emission tomography]

positron emission tomography陽電子を放出する放射性同位元素を目印としてつけた検査薬を投与して、陽電子が体内の電子と結合するときに放出される消滅放射線をカメラで検出し、コンピューターで断層画像を合成する方法。投与した検査薬の体内分布は、代謝や血流の状態を反映するため、細胞の活動状態を調べることができる。陽電子(ポジトロン)放射断層撮影法。陽電子断層撮影法ポジトロン断層法ポジトロンCT

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

PET
ぺっと
positron emission tomography

ポジトロンCT(陽電子放出断層撮影)の略称。プラス電荷をもつポジトロン(陽電子)が電子と衝突時にだすガンマ線からその集積をコンピュータで画像化する装置。加速器でつくった炭素11、窒素13などポジトロンをだす同位元素を含む物質が体内でどう動いているかを追えるもので、人体の構造ばかりでなく、脳などの代謝機能を調べることができる。[田辺 功]

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内科学 第10版の解説

PET

positron emission tomography,ポジトロン断層撮影

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世界大百科事典内のPETの言及

【ポリエチレンテレフタレート】より

…エチレングリコールとテレフタル酸の重縮合によって得られるポリエステル。略称PET。イギリスのICI社,アメリカのデュポン社によって,それぞれテリレンTerylene,ダクロン(デークロン)Dacronの商品名で,繊維として初めて工業化された。…

※「PET」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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