コンピュータの主記憶として使われるランダムアクセスメモリーrandom access memoryの略。どんな番地(アドレス)であっても、ほとんど同じ速度でその内容を読み出したり、そこに書き込んだりできる。現在ではほとんど半導体の集積回路が使われており、素子1個当りに記憶できる情報量を多くするために高集積化が進んでいる。
RAMには電源を与えている限りは記憶を保っているSRAM(エスラム)(スタティックRAM)と、時間とともに記憶が薄れてしまうDRAM(ディーラム)(ダイナミックRAM)とがある。DRAMは構造が簡単ではあるが、一定時間がたつと情報が消えてしまうので、ある周期で情報を読み出し、再書き込みを行うリフレッシュとよぶ操作が必要である。また、情報を読み出すときにも元の情報がなくなるので、読み出した直後に再書き込みがいる。これらの操作を自動的に行うための制御回路が必要になる。SRAMは情報がなくなる心配はないが、構造が複雑であり値段も高くなってしまう。いずれにしても、電源を切るとその記憶は消えてしまうので、揮発性記憶装置とよばれており、記憶を保存しておくためには電池などによって電源を供給し続けなければならない。
[山本喜一]
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…また,オートマトン理論という分野は,しだいに計算機モデルに重点が置かれ,現在では,単にアルゴリズムが存在するかどうかを議論するだけではなく,どれぐらい効率よく計算できるか(あるいは,できないか)を議論する計算量の理論として発展している。ここでは,計算モデルとして,現在の計算機のモデルであるRAM(ランダム・アクセス・機械)とか,いろいろな並列計算モデルが扱われている。ここで扱われている計算モデルは,初期のオートマトンの正統な末裔といえる。…
…半導体メモリー用の素子として,1990年頃までは高速性が要求される用途ではバイポーラートランジスターが使われたが,MOSトランジスターが高速になったため,現在では高集積化が容易で消費電力が少ないMOSトランジスターがほとんどの用途に使われている。 半導体メモリーは素子の種類によってSRAM(スタティックRAM,エスラム),DRAM(ダイナミックRAM,ディーラム)などに分類される。SRAMは,シーソーのような二つの安定状態をもつフリップフロップ回路によって,1ビットの情報を電圧のかたちで記憶する。…
… (λa.(λb.(λc.b(abc))))(λx.(λy.xy)) ⇒ λb.(λc.b((λx.(λy.xy))bc)) ⇒ λb.(λc.b((λy.by)c)) ⇒ λb.(λc.b(bc))ラムダ計算は,それ以上変換できなくなった正規形に到達したときに終了する。 チューリング機械もラムダ計算も現在のコンピュータとはかなり異なったものであるが,現在のコンピューターにより近いRAM(Random Access Machine)による計算モデルもある。 RAMは,無限のメモリーをもち,メモリーの各番地にはどんな大きな自然数でも入れることのできるものであり,適当な個数の演算レジスターをもち,加減算や比較,飛び越しなどの命令の列からなるプログラムを実行する。…
…メモリーはメガ(100万)ビットからギガ(10億)ビットと1チップ当りの回路規模が極度に増大しても,量産を前提とした汎用品種として設計できる。日本におけるLSI産業の発展はまさにDRAMの量産性によるものであった。 一方,論理LSIでは,ICの初期にはバイポーラーのTTLファミリーが標準化され成功を収めた。…
※「RAM」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
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