VDSL(読み)ブイディーエスエル

デジタル大辞泉 「VDSL」の意味・読み・例文・類語

ブイ‐ディー‐エス‐エル【VDSL】[very high bit rate digital subscriber line]

very high bit rate digital subscriber line既存電話回線銅線)を使った高速デジタル通信xDSLうち、もっとも高速な方式距離による信号減衰が大きく短距離の通信に向くため、FTTHサービスと併用して構内通信網に使われる。VHDSL(very high-speed digital subscriber line)。超高速デジタル加入者線

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「VDSL」の意味・わかりやすい解説

VDSL
ぶいでぃーえすえる

従来の電話回線を使って高速でデジタルデータ通信を行うための技術。very high-bit-rate digital subscriber lineの略称ADSLHDSLSDSLなど、xDSLとよばれる非対称型(上りと下りの通信速度が異なる)の通信技術の一種である。

 VDSLの伝送速度は、下り100Mbps、上り40Mbps程度と高速である。ただし音声を伝送する電話回線を使用していること、さらにADSLよりも高い周波数帯域を利用するため利用者と電話局との距離が離れると実測値が落ちるという欠点がある。

[編集部]

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IT用語がわかる辞典 「VDSL」の解説

ブイディーエスエル【VDSL】

電話用の銅線ケーブルを用いた高速データ通信方式。光ファイバーと組み合わせたFTTxと併用する場合が多く、一般家庭や集合住宅ホテルでのインターネット接続などに利用される。電話局と各建物間の距離が100mから1.5km程度の場合に有効とされ、ADSLの約2倍の通信速度を持つ。◇「very high bit rate digital subscriber line」から。「VHDSL」「超高速デジタル加入者線」ともいう。

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パソコンで困ったときに開く本 「VDSL」の解説

VDSL

ADSLの技術の応用であるxDSL技術の一種で、頭のVは「Very high-bit-rate(超高速)」の略です。ADSLに比べ、通信線の長さを屋内などの非常に短い距離に限定する代わりに、下りが最大約50Mbps、上りが1・5~2Mbps程度と高速な通信を実現します。日本国内では、主にマンション等に光回線を導入する際、各家庭から接続する方法として利用されています。建物までは光回線、屋内の配線には既設の電話回線を利用し、VDSLを使うのです。通信速度は光回線を直接引き込むより遅くなりますが、屋内工事を最小限に抑えられます。
⇨ADSL、xDSL、ブロードバンド

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「VDSL」の解説

VDSL

超高速デジタル加入者回線の略で、伝送経路の一部に光ファイバーを使用して超高速でデータ通信を行うための技術。最大データ伝送速度は、上りが2Mbpsで、下りが52Mbps。

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