早産児(読み)ソウザンジ

デジタル大辞泉 「早産児」の意味・読み・例文・類語

そうざん‐じ〔サウザン‐〕【早産児】

妊娠第24週以後第37週未満で生まれた新生児
[類語]新生児産児初生児未熟児

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精選版 日本国語大辞典 「早産児」の意味・読み・例文・類語

そうざん‐じサウザン‥【早産児】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そうさんじ」とも ) 母体疾病、または胎児の異常によって妊娠二四週から三七週未満の間に生まれた新生児。適当な看護により生活を続け得るもの。早生児。⇔過熟児
    1. [初出の実例]「早産児や虚弱な子の保温」(出典:育児読本(1931)〈田村均〉三)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「早産児」の意味・わかりやすい解説

早産児
そうざんじ

在胎週数(母親胎内にいた期間)による新生児の分類で、在胎週数37週未満で出生した児(じ)のこと。

 ヒトの児は通常、在胎週数37~42週未満の間に出生する。この間に生まれた児を「正期産児」、これより早く生まれた児(37週未満)を「早産児」、遅く生まれた児(42週以上)を「過期産児」と分類する。

 新生児の分類にはほかに、出生時体重で分類する方法もあり、2500グラム未満で出生した児を「低出生体重児」、1500グラム未満で出生した児を「極低出生体重児」、1000グラム未満で出生した児を「超低出生体重児」とよぶ。低出生体重児のおよそ3分の2は早産児であるとされる。

 低出生体重・早産による影響はさまざまであり、体の機能が胎外の生活に適応するだけの成熟度に達していない場合には、医療的な介入が必要になることがある。

[編集部 2024年11月18日]

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栄養・生化学辞典 「早産児」の解説

早産児

 生育可能な時期でかつ正規な時期以前に生まれた児.

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