CIO(読み)シーアイオー

デジタル大辞泉 「CIO」の意味・読み・例文・類語

シー‐アイ‐オー【CIO】[Congress of Industrial Organizations]

Congress of Industrial Organizations産業別労働組合会議AFL米国労働総同盟)の産業別組織委員会が独立して1938年に結成。55年、AFLと合併し、AFL-CIOを結成した。

シー‐アイ‐オー【CIO】[chief information officer]

chief information officer企業内の情報システムや情報戦略の最高責任者最高情報責任者情報戦略統括役員・最高情報担当役員・情報統括責任者・情報統括役員などとも訳される。

シー‐アイ‐オー【CIO】[chief investment officer]

chief investment officer》企業において投資に関する意思決定を行う最高責任者。最高投資責任者。

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精選版 日本国語大辞典 「CIO」の意味・読み・例文・類語

シー‐アイ‐オー【CIO】

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] Congress of Industrial Organizations の略 ) 「産業別組織会議」の略称

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百科事典マイペディア 「CIO」の意味・わかりやすい解説

CIO【シーアイオー】

産業別労働組合会議Congress of Industrial Organizationの略。米国で1935年AFL方針に不満な組合が分裂,J.L.ルイスらの指導で1938年新たに結成された戦闘的組織。1940年には加盟人員約400万に達したが,1955年AFLと合同AFL-CIOを結成した。
→関連項目工場占拠国際自由労連世界労働組合連盟マレー

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「CIO」の解説

CIO

最高情報責任者、または情報統括役員の意。システムや情報流通を統括する責任者のこと。オフィサー制度なか役職で、情報システムの構築運営に関する技術的な能力だけでなく、そうして得られた情報を基にCEO(最高経営責任者)ら経営陣に対して適切な報告・助言を行なうことも求められ、経営戦略に関する深い理解と能力も必要とされている。企業のネットワーク化、情報戦略のニーズが高まるにつれ、その重要度も比例して高まっている役職のひとつでもある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「CIO」の意味・わかりやすい解説

CIO
シーアイオー
chief information officer

最高情報責任者。 1980年代前半にアメリカのビジネス界に登場した言葉で,「情報戦略」を SIS時代にふさわしい経営戦略の重要な柱として位置づけ,情報戦略担当の専任役員を設ける企業が増えてきている。日本でも 80年代後半から大企業を中心に CIOを置くようになってきた。 CEO (最高経営責任者) に次いで COO (最高執行責任者) や CFO (最高財務責任者) と並ぶポストで,通常は常務取締役以上がこの地位についている。

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農林水産関係用語集 「CIO」の解説

CIO

Chief Information Officerの略で、組織における情報戦略を考え、実現する責任者。特に、各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議におけるCIOは、組織・予算・制度を含む行政情報化関連施策全般にわたり、各部局等を総合調整し、府省内全体の行政情報化を推進する者。

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改訂新版 世界大百科事典 「CIO」の意味・わかりやすい解説

CIO (シーアイオー)

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「CIO」の解説

CIO(シーアイオー)

産業別組織会議(CIO)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「CIO」の意味・わかりやすい解説

CIO
しーあいおー

AFL-CIO

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旺文社世界史事典 三訂版 「CIO」の解説

CIO
シーアイオー

産業別組織会議

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世界大百科事典(旧版)内のCIOの言及

【アメリカ合衆国】より

…イギリスの政党政治に対して,アメリカの圧力政治といわれるゆえんである。代表的な圧力団体としては,企業者団体として全国商工会議所,全国製造業者協会(NAM),労働者組織としてAFL‐CIO,農民団体としてアメリカ農場局総連盟,全国農民共済組合,職業団体としてアメリカ法律家協会,アメリカ医師会,愛国団体としてアメリカ在郷軍人団,各種の人種団体,黒人の地位改善のための全米黒人向上協会(NAACP),性差別の廃止を求める全米女性機構(NOW)などがある。これらの圧力団体は議会内だけではなく,選挙に際して好ましい候補者を推し,好ましくない候補者を落選させる活発な選挙活動を行う。…

【AFL‐CIO】より

…アメリカ労働総同盟・産業別労働組合会議と訳される。AFLとCIOが1955年に合同してできたアメリカ最大の労働組合中央組織。
[労働騎士団からAFLへ]
 アメリカ経済は,南北戦争後に急速な発展をとげ,賃金労働者も急増した。…

【マレー】より

…42年にアメリカ鉄鋼労組(USWA)の委員長となり,46年と49年の鉄鋼ストを指導した。1940年から他界する52年まで,産業別組合会議(CIO。〈AFL‐CIO〉の項参照)の会長を務めた。…

【ルイス】より

…1930年代に,ワグナー法に代表されるニューディール期の労働・社会立法を背景にして,アメリカ労働総同盟(AFL)内部に,当時未組織であった重化学工業分野を組織化するにあたって,職業別か産業別かという組織原則をめぐる対立が生じた。ルイスは,産業別組合主義の旗頭として活躍し,35年にUMWAをAFLから脱退させ,産業別組合会議(CIO)の結成に向かった。鉄鋼,自動車,ゴム,電機などの基幹産業に強力な産業別組合をつぎつぎに組織し,CIOをAFLに対抗しうる勢力にまで成長させた。…

【労働運動】より

…これと対照的にアメリカではニューディール政策がとられ,ワグナー法の制定(1935)にみられるように国家が労働組合の組織化を促進し,購買力の増大を図る一方,財政・金融政策を通じて不況から脱出することが試みられた。こうしてアメリカでは組織化が飛躍的に進展するとともに,職業別組合の強いAFL(アメリカ労働総同盟)からCIO(産業別組合会議)が分裂し,AFLと並ぶ勢力となった。CIOは石炭産業を中心にこれまで未組織であった分野や黒人労働者の組織化を進め,産業別組合主義を確立した(ただし第2次大戦後,アメリカが自由主義陣営の盟主となり,CIOの急進性が弱まって両者の路線の差異が意義を減じると,両者は1955年に合同しAFL‐CIOとなる)。…

※「CIO」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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