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…イギリスの政党政治に対して,アメリカの圧力政治といわれるゆえんである。代表的な圧力団体としては,企業者団体として全国商工会議所,全国製造業者協会(NAM),労働者組織としてAFL‐CIO,農民団体としてアメリカ農場局総連盟,全国農民共済組合,職業団体としてアメリカ法律家協会,アメリカ医師会,愛国団体としてアメリカ在郷軍人団,各種の人種団体,黒人の地位改善のための全米黒人向上協会(NAACP),性差別の廃止を求める全米女性機構(NOW)などがある。これらの圧力団体は議会内だけではなく,選挙に際して好ましい候補者を推し,好ましくない候補者を落選させる活発な選挙活動を行う。…
…アメリカ労働総同盟・産業別労働組合会議と訳される。AFLとCIOが1955年に合同してできたアメリカ最大の労働組合中央組織。
[労働騎士団からAFLへ]
アメリカ経済は,南北戦争後に急速な発展をとげ,賃金労働者も急増した。…
…42年にアメリカ鉄鋼労組(USWA)の委員長となり,46年と49年の鉄鋼ストを指導した。1940年から他界する52年まで,産業別組合会議(CIO。〈AFL‐CIO〉の項参照)の会長を務めた。…
…1930年代に,ワグナー法に代表されるニューディール期の労働・社会立法を背景にして,アメリカ労働総同盟(AFL)内部に,当時未組織であった重化学工業分野を組織化するにあたって,職業別か産業別かという組織原則をめぐる対立が生じた。ルイスは,産業別組合主義の旗頭として活躍し,35年にUMWAをAFLから脱退させ,産業別組合会議(CIO)の結成に向かった。鉄鋼,自動車,ゴム,電機などの基幹産業に強力な産業別組合をつぎつぎに組織し,CIOをAFLに対抗しうる勢力にまで成長させた。…
…これと対照的にアメリカではニューディール政策がとられ,ワグナー法の制定(1935)にみられるように国家が労働組合の組織化を促進し,購買力の増大を図る一方,財政・金融政策を通じて不況から脱出することが試みられた。こうしてアメリカでは組織化が飛躍的に進展するとともに,職業別組合の強いAFL(アメリカ労働総同盟)からCIO(産業別組合会議)が分裂し,AFLと並ぶ勢力となった。CIOは石炭産業を中心にこれまで未組織であった分野や黒人労働者の組織化を進め,産業別組合主義を確立した(ただし第2次大戦後,アメリカが自由主義陣営の盟主となり,CIOの急進性が弱まって両者の路線の差異が意義を減じると,両者は1955年に合同しAFL‐CIOとなる)。…
※「CIO」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
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