デジタル大辞泉
「ID」の意味・読み・例文・類語
アイ‐ディー【ID】[intelligent design]
アイ‐ディー【ID】[industrial designer]
《industrial designer》工業デザイナー。家具・機械などの工業製品を美的・合理的にデザインする専門家。
アイ‐ディー【ID】[identification]
アイ‐ディー【ID】[identification]
《identification》身分証明。また、識別番号、暗証番号。
アイ‐ディー【ID】[industrial design]
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知恵蔵
「ID」の解説
ID
主にキリスト教原理主義などの立場からする、生物の誕生には、それを司った設計者がおり、そこには何らかの知的計画(ID)が関与しているという考え方。神がこの世を創ったとする創造説に代わって、反進化論的立場の代表格として急浮上してきた。聖書の創世記に論拠を置く創造説と違って、科学的推論であると主張されるのが特徴。1987年、連邦最高裁が、公立学校の生物の授業で創造説を教えることに違憲判決を出したことにより、創造説は公教育の場に入り込めなくなった。実質は「神」を持ち出さない創造説でありながら、あくまでも科学的装いを崩さないIDは、教育の現場でも、創造説に取って代わって進化論批判の急先鋒たる位置を占め、地域社会に様々な軋轢を引き起こしている。生物の授業でIDに言及することを決めた学校区委員会に対して、憲法で保障された信教の自由を根拠に、保護者から訴訟が起こされている所もある。ブッシュ大統領は2005年8月、学校では進化論とIDの双方を教えるべきだとの、両論併記的立場を表明した。科学技術先進国アメリカで、公立学校でIDを教えることに半数の国民が賛成しているという事実は、キリスト教保守主義の地盤の堅牢さを物語っている。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報
ID
あいでぃー
利用者がシステムを使うときに本人であることを示すための登録符号。Identificationの略。アルファベットや数字の組合わせが使われることが多い。一般にはIDを入力したあと、それに対応するパスワード(暗証単語)を入力することで、はじめてそのシステムを使い始めることができるようになる。
[中島由弘]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
アイ・ディ【ID】
Identification(アイデンティフィケーション)の略語。米国フェデラル・コミュニケーション・コミッティ(Federal Communications Commission)の要請により放送局の正体の確認のために与えられた記号と位置をあらわすもの。これを転じて一般に個人識別番号の総称をあらわす意味で使われている。
出典 (株)ジェリコ・コンサルティングDBM用語辞典について 情報
ID
システムの利用者を識別するための符号のこと。一般には英字や数字を組み合わせて使う。インターネットやサーバーにアクセスするときに、ユーザー名やパスワードを入力し、サーバーはこれによって正当な利用者であることを識別する。
出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報
ID
個人識別のために用意された、文字や数字の集まり。特にネットワーク・サービスでは、そのサービスを利用する場合、個人を識別するために必ず入力が必要となる。
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本」パソコンで困ったときに開く本について 情報
ID
アイディー
「インダストリアル・ダイナミックス」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
世界大百科事典(旧版)内のIDの言及
【システムダイナミクス】より
…
[SDの歴史と現況]
1956年アメリカのフォレスターJay W.Forresterにより創案された。時間につれて変わる企業の性質を研究するために考えられたので,初めはインダストリアルダイナミクス(IDと略称)と呼ばれ,いろいろの特徴をもっていたため,当時著しい注目を集めた。フォレスターはこの方法を各種のシステムに適用し,都市問題を扱った《アーバンダイナミクス》(1969。…
※「ID」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」