デジタル大辞泉 「VDT症候群」の意味・読み・例文・類語 ブイディーティー‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【VDT症候群】 《visual display terminal syndrome/video display terminal syndrome》コンピューターのディスプレー(VDT)などを長時間見続けて作業することにより生じる健康障害の総称。眼精疲労、肩こり、腰痛、不眠などの身体的・精神的疾患がある。テクノストレス眼症。→テクノストレス 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「VDT症候群」の意味・わかりやすい解説 VDT症候群ブイディーティーしょうこうぐん パーソナル・コンピュータやコンピュータ・ゲームなどの端末装置である VDT (Visual Display Terminals) を使った長時間の作業により引き起こされる心身の諸症候。長時間ディスプレイ装置を見続けたり,キーボードを用いてデータ入力作業を行なったりすることなどにより,目が乾く,視力が低下するなどの視覚系,肩凝り,手指のしびれなどの骨格筋系,いらいら,不安,睡眠障害などの精神・神経系の諸症状が現れる。また,VDTから発生する電磁波の心身への影響も指摘された。 1985年労働省は「VDT作業のための労働衛生上の指針について」を策定し,関係事業所への指導を行なった。しかしその後,IT (情報技術) の急速な進展に伴い VDTが広く職場に導入され,VDT機器等も多様化したことにかんがみ,2002年厚生労働省は「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」を新たに策定,VDT作業者の心身の疲労の軽減をはかった。ガイドラインには室内における適正な照明と採光,グレア (まぶしい光) の防止等を盛り込んだ作業環境管理,作業時間・作業休止時間の基準等を定めた作業管理,定期健康診断や健康相談等の健康管理など,事業者が講ずるべき具体的措置が示された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
人事労務用語辞典 「VDT症候群」の解説 VDT症候群 VDTとは、Visual Display Terminal(ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル)の略で、パソコンやタブレット、スマートフォンのディスプレイなど表示機器の総称。これを使用する作業(VDT作業)を長時間続けることによって、心身にさまざまな不調をきたす健康障害を「VDT症候群」といいます。目の疲れや首・肩の凝り、腰痛といった身体的症状だけでなく、不眠やイライラ、抑うつなど精神面に影響を及ぼしやすいのが特徴で、テクノストレス症候群とも呼ばれます。職場におけるVDT作業の普及・増大を受けて、厚生労働省は労働衛生管理の観点から、新しい「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」を2002年に策定しています。 (2014/5/26掲載) 出典 『日本の人事部』人事労務用語辞典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「VDT症候群」の意味・わかりやすい解説 VDT症候群【ブイディーティーしょうこうぐん】 ビジュアル・ディスプレー・ターミナルvisual display terminal症候群の略。OA機器を長時間操作する人に起こる症状の総称で,以前はOA症候群と言われていた。かすみ目,ドライアイ,充血などの眼症状,頸肩腕(けいけんわん)症候群のほか,不眠,憂鬱(ゆううつ)感,いらいら,出社拒否などの精神神経症状が起こることもある。休養が主で,対症療法を補う。長期にわたる場合は,精神療法の必要なこともある。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
IT用語がわかる辞典 「VDT症候群」の解説 ブイディーティーしょうこうぐん【VDT症候群】 コンピューターのディスプレーなどの表示装置を用いて長時間使用することにより引き起こされる諸症状。ドライアイ・腰痛・不眠など。◇「VDT障害」「テクノストレス眼症」ともいう。⇒VDT 出典 講談社IT用語がわかる辞典について 情報 Sponserd by