ぐっすり(読み)グッスリ

デジタル大辞泉 「ぐっすり」の意味・読み・例文・類語

ぐっすり

[副]
1 深く眠っているさま。熟睡するさま。「ぐっすり(と)眠っている」
2 物を突きさす音、また、そのさまを表す語。
「泥濘ぬかるみへ―片足を踏み込み」〈荷風・つゆのあとさき〉
3 十分にするさま。
「雪を掻いて祝儀を貰ひ、晩には―暖まらう」〈伎・霜夜鐘十字辻筮・四〉
[類語]ぐうぐう・昏昏・ぐうすか・すうすう・すやすや・うつらうつら・うとうと・こっくりこっくり・うつうつ・こくり・こっくり・とろとろ・とろん・とろり・夢うつつ・夢心地・

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ぐっすり」の意味・読み・例文・類語

ぐっすり

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 多く「と」を伴って用いる )
    1. ① よく寝こむさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「ちゃんと爰へ来てグッスリと寝て」(出典:雑俳・清書帳(1725))
    2. ② じゅうぶんなさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「又ぐっすり呑めるぜ、おい旦那は御如在がねえな」(出典:歌舞伎・四十七石忠矢計(十二時忠臣蔵)(1871)四幕)
    3. ③ 残らずするさまを表わす語。すっかり。そっくりそのまま。
      1. [初出の実例]「月とおもふ花請出してもつ斗〈満平〉 かぶろの胡蝶も根からくっすり〈友雪〉」(出典:俳諧・飛梅千句(1679)賦何三字中畧俳諧)
    4. ④ すっかり濡れ通ったさまを表わす語。ぐっしょり。ぐっすら。
      1. [初出の実例]「『嘸(さぞ)雨で困ったらうの』『二三町でぐっすり濡れた』」(出典:歌舞伎・夢結蝶鳥追(雪駄直)(1856)三幕返し)
    5. ⑤ とがったものや細長いものが、やわらかいものの中に勢いよく入りこんだりつきささったりする音、また、そのさまを表わす語。ずぶり。
      1. [初出の実例]「えてをぐっすりとやればナ…コレ大小を斯う差して直ぐに侍ひ」(出典:歌舞伎・𢅻雑石尊贐(1823)中幕)
      2. 「忽ち雨だれか何かの泥濘(ぬかるみ)へぐっすり片足を踏み込み」(出典:つゆのあとさき(1931)〈永井荷風〉三)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]④に同じ。
    1. [初出の実例]「ええ今の一降りでぐっすりになった」(出典:歌舞伎・敵討噂古市(正直清兵衛)(1857)六幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...

衣替えの用語解説を読む