スウェーデン南部スコーネ地方の都市。人口10万3286(2007)。1000年ころデンマーク王クヌット2世によって建設が開始された,この地方最古の都市。1103年北欧最初の大司教座が設置されたのち,北欧の文化の中心地,またこの地方の中心都市として発展した。宗教改革(1536)とデンマーク領からスウェーデン領への移行(1658)はこの都市の重要性を減少させたが,ルンド大学の創設(1668)とその後の大学の発展,さらに19世紀中ごろ以降の急速な近代工業化により,同地方の工業都市マルメーとともに新たな躍進を遂げた。また近年の医療施設の充実や工場進出はこの都市のいっそうの拡大・発展を促し,著しい人口増加をもたらした。現在,機械工業,印刷工業などが盛ん。交通の要衝でもある。
執筆者:牧野 正憲
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