レーガノミクス

デジタル大辞泉 「レーガノミクス」の意味・読み・例文・類語

レーガノミクス(Reaganomics)

《「レーガノミックス」とも》米国レーガン政権のとった経済政策サプライサイド(供給力)重視立場から、減税・財政支出削減・規制撤廃などを進めた。当初は巨額の財政赤字と貿易赤字を生んだが、1990年代の米国経済繁栄の基礎になったとも評価されている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「レーガノミクス」の意味・わかりやすい解説

レーガノミクス

米国のレーガン政権が1981年からかかげた自由主義経済政策。米国の財政制度が労働者の労働意欲を減退させ,貯蓄率低下させると同時に,企業の設備投資に対する意欲を阻害しているという主張から,市場原理民間活力を重視し歳出削減と減税を含む貯蓄刺激政策を採ったが,結果的には貯蓄率の低下とそれに伴う設備投資の停滞,財政赤字の拡大と対外債務増大という事態となった。この政策を推進するうえでサプライサイド経済学マネタリズム(通貨供給量を重視する金融政策)が重視された。
→関連項目ラッファー曲線

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android