単層(読み)タンソウ

精選版 日本国語大辞典 「単層」の意味・読み・例文・類語

たん‐そう【単層】

  1. 〘 名詞 〙 一階建ての建物

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岩石学辞典 「単層」の解説

単層

bed: 一様な岩石からなる板状の地層で上下の地層とは明瞭に区別できるもの.ライエル堆積岩の層で単層(bed)とした[Lyell : 1838].
layer: 一様の岩石からなり,形成された面と基本的に平行に位置する板状の地層で,上下の地層とは岩質が異なり明瞭に識別できるものを単層という[Shrock : 1948, 木村ほか : 1973].単層(bed)はもとの堆積面に平行かそれに近い状態で集合配列したもので,一般的に岩質が特徴的な岩石の単位である.この岩石の層は基本的に一定か徐々に変化する物理的条件の下で形成された[Otto : 1938,Bockman:1956].layerという語は薄いbedに用いられるか,または層理(stratification)に平行に細分されたbedの部分に用いられる[Hatch : 1888].厚さにはきまりはないが,1cmが下限である[Mckee & Weir : 1953].一般に地層(stratum)と同じであるが,マッキーらによれば,1cm以上はstratum(=bed)で,1cm以下はlaminaである[McKee & Weir : 1953].おそらく地質学的な語として最も普通に使われたのは17世紀であろう.石材採掘場では岩石の単位としてよりは剥離面として用いられ,これがもともとの由来らしい[Arkell & Tomkeieff : 1953].バット(bat)も同義[Parkinson : 1804].
stratum: 一様な岩石からなる板状の地層で上下の地層とは明瞭に区別できるものにはbed, layer, stratumなど様々なものがある.マッキーたちは厚さを制限して,stratumはbedとlaminaを含むとしたが[McKee & Weir : 1953],ペイネはbedとstratumを同じとして,いずれも厚さが1cmよりも薄いとした[Payne : 1942].

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「単層」の意味・わかりやすい解説

単層
たんそう

地層を岩相単位で区分する場合に用いられる最小の単位。成層した地層のなかで、上下の地層と岩質の点で区別できるもので厚さ1センチメートル以上のもの。単層の中では岩質は均質であることが普通である。単層と単層の境界面を層理面という。単層内には、色調や粒径などで識別される葉理が認められることがある。単層は地層の対比に有効な鍵(かぎ)層でもない限り、命名されることはない。

[村田明広]

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最新 地学事典 「単層」の解説

たんそう
単層

bed ,stratum

砂の層,火山灰の層というように似た性質粒子からなり,連続的に堆積した1枚の地層のこと。層相層序区分の最小の単位。ふつう,その上面と下面は堆積の休止期を示す層理面によって限られる。平面的なある範囲内では,その厚さや層相岩質は均一である場合が多い。欧米では1cm~数mの厚さのものに対して用いられ,1cm以下の厚さの層は葉理(lamina)と呼ばれている。一連の地層のうちで,単層と単層との相互の間では累重の法則が成り立つが,個々の単層の内部では累重の法則は成り立たない。単層は,特殊な場合を除き,固有名詞はつけない。参考文献:湊正雄(1953) 地層学,岩波書店

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百科事典マイペディア 「単層」の意味・わかりやすい解説

単層【たんそう】

地層の最小単位。相隣る上下の層理面で限られた部分。層理面は堆積の途中で短い休止の期間があったり堆積条件が変化したりしたことを示し,一般に広い範囲にわたって連続し,表面にはしばしば漣痕(れんこん),流痕,雨痕,生痕などが認められる。単層の厚さは数cm〜数十cmのものが多いが,ときには数mにも達する。
→関連項目地層

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世界大百科事典(旧版)内の単層の言及

【地層】より

…(4)堆積同時性変形 地すべり堆積物や,堆積性岩脈などによる乱堆積や層間異常などがその例である。 このように地層を構成する組成,組織,固さ,色とか堆積構造を識別して一つの単位の層を区分したとき,それを単層bedと呼ぶ。単層は地層の最小の単位で,その厚さは数mmのラミナから数mあるいはそれ以上までの幅がある。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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