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鍵層 かぎそう key bed

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

鍵層
かぎそう
key bed

キーベッドともいう。地質の野外調査,層序,構造の組立て,対比などにあたって,作業を容易にするような基準,あるいは目印となる地層。まわりの地層と違う岩相上の特徴によって,たやすく特定の地層とわかるもの。

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デジタル大辞泉の解説

かぎ‐そう【鍵層】

地層の対比に有効な地層。火山灰による凝灰岩層など、短期間に広い範囲に堆積し、岩質に特徴があって識別しやすいものが利用される。キーベッド。けんそう。

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百科事典マイペディアの解説

鍵層【かぎそう】

離れた地域に地層が露出しているとき,両地の地層を比較・同定する手掛りとなる地層。〈けんそう〉とも読む。砂岩・泥岩の層にはさまれた火山灰層などはよく鍵層になる。
→関連項目AT火山灰鹿沼土凝灰岩古土壌対比(地学)テフロクロノロジー

鍵層【けんそう】

鍵層(かぎそう)

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世界大百科事典 第2版の解説

かぎそう【鍵層 key bed】

岩相とか構造または化石群集などに顕著な特徴があるために,広域にわたり同一層準として追跡できる単層をいう。〈けんそう〉とも読む。地層の横の広がりを調べる野外での地質調査によく利用される。特徴のない均質な岩相が厚く分布する場合に鍵層は重宝されるが,このような地層対比に使われるものとして,特異な化石層,火山灰層,海緑石層などが有名である。また鍵層は等層厚線図を作る時の構造的基準面としても重要である。前述のような定義は,本来マーカーベッドmarker bedという言葉で使われてきたが,後に同義語として鍵層のほうが日本では普及した。

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大辞林 第三版の解説

かぎそう【鍵層】

広い地域にわたって短時間に形成され、かつ識別の容易な地層。地層の区分・対比の基準となり、その例として、火山灰層・凝灰岩層・石灰岩層・化石層などがある。けんそう。

けんそう【鍵層】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

鍵層
かぎそう

岩質や含まれる化石により、他の地層から容易に区別できる特徴をもった地層。これを追跡することにより、ある地域の地質構造や層序を容易に明らかにできる。鍵層としては、地層が薄く、ある地域に広く分布し、同時またはほぼ同時に堆積(たいせき)したものほど有効である。鍵層として利用される地層は地域によって異なるが、一般に凝灰岩層、砂岩層、石灰岩層、石炭層などが多い。とくに1回の火山噴火に対応した凝灰岩層は同時間面を示すため、離れた地域の地層の対比に有効である。鍵層はあくまでも相対的なもので、泥岩層の卓越する地域では砂岩層が、また砂岩層の卓越する地域では泥岩層が用いられたりする。[村田明広]
『地学団体研究会編『新地学教育講座6 地層と化石』(1977・東海大学出版会) ▽木村敏雄ほか著『日本の地質』(1993・東京大学出版会) ▽町田洋・新井房夫・森脇広著『地層の知識――第四紀をさぐる』(2000・東京美術)』

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世界大百科事典内の鍵層の言及

【鍵層】より

…地層の横の広がりを調べる野外での地質調査によく利用される。特徴のない均質な岩相が厚く分布する場合に鍵層は重宝されるが,このような地層対比に使われるものとして,特異な化石層,火山灰層,海緑石層などが有名である。また鍵層は等層厚線図を作る時の構造的基準面としても重要である。…

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