建築物の外壁またはこれにかわる柱の中心線で囲まれた部分の水平投影面積のこと(建築基準法)。いわゆる建坪(たてつぼ)のことで、通常の建築物の場合には1階の水平投影面積がこれにあたる。2階以上の階の外壁が1階より外に出ている場合には、その部分の水平投影面積を加えて算定する。地階がある場合、地盤面上1メートル以下にある部分は建築面積に算入しない。また、軒、庇(ひさし)、バルコニーなど屋外部分とみられるものであっても、前記の外壁または柱の中心線から水平距離で1メートル以上突き出したものがある場合には、その端から水平距離で1メートル後退した線までを建築面積に算入する。片側廊下などの部分的なものについては、行政庁によっていろいろと取扱いが異なる。
関連するものとして床面積、延べ面積があげられる。床面積とは、建築物の各階またはその一部で、壁その他の区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積とされている。床面積は基本的には雨露をしのぐことのできる建築物の屋内部分に対する概念である。床面積についても建築面積と同様にピロティ、出窓、バルコニーなどの部分については、各行政庁によって取扱いが異なる。
延べ面積とは、建築物の各階の床面積の合計である。延坪(のべつぼ)ともいわれる。ただし、建築物の密度規定の基礎となる容積率(延べ面積の敷地面積に対する割合)を算定する場合の延べ面積には、駐車場などに使用する部分については、敷地内の全建築物の床面積の5分の1までは算入しない。建築面積の敷地面積に対する割合を建坪(けんぺい)率という。
[秋山哲一]
出典 不動産売買サイト【住友不動産販売】不動産用語辞典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 リフォーム ホームプロリフォーム用語集について 情報
…ある一定の土地に対する建築物の量の多少の程度を表す概念。建築面積率,建築容積率,戸数密度等の指標がある。建築面積率は建ぺい(蔽)率ともいい,建築面積の敷地面積に対する割合をいう。…
※「建築面積」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新