推理作家。埼玉県出身。青山学院大学英米文学科卒業。1969年(昭和44)大ホテル内での密室殺人を扱った『高層の死角』で江戸川乱歩賞を受賞して推理文壇にデビュー。1972年には『腐蝕(ふしょく)の構造』で日本推理作家協会賞を受賞、新本格派の代表的な作家と目される。ほかに『人間の証明』(1975)に始まる三部作や、関東軍細菌戦部隊の恐怖を描くノン・フィクション・ドキュメント『悪魔の飽食』(1981)などがある。また歴史大作『忠臣蔵(ちゅうしんぐら)』(1986)なども発表し、時代小説の分野でも活躍した。
[厚木 淳]
『『森村誠一自選傑作短篇集』(1976・読売新聞社)』▽『『高層の死角』(角川文庫・講談社文庫)』
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...