意識に現れない観念のあることを示そうとする用語。経験的事実として意識できない心的現象ないしは通常の意識とは趣(おもむき)の異なる心的現象が存在することは、無意識の存在に反対する研究者も認めないわけにはいかない。そうした現象の存在をさすために下意識とか潜在意識という用語が使われた。この意味では精神分析の無意識の概念に類似している。フロイト自身もごく初期に潜在意識を無意識と同じような意味で使ったこともあるが、無意識という概念が明確になるにつれて、潜在意識という用語を捨てた。潜在意識という用語には、顕在していないかもしれないが状況のいかんによっては意識化されるという意味が含まれるが、無意識という概念では、絶対に意識化されないものとしての無意識が考えられる。意識化されるものは前意識とよばれる。潜在意識という考え方には、意識を中心にして心理を考えようとする傾向があるが、無意識の考え方では、意識心理学を批判し否定しようとするところがある。
[外林大作・川幡政道]
『下条信輔著『サブリミナル・マインド――潜在的人間観のゆくえ』(中公新書)』
出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
1/16 デジタル大辞泉プラスを更新
1/16 デジタル大辞泉を更新
12/10 小学館の図鑑NEO[新版]魚を追加
10/17 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
8/22 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新