いし‐なげ【石投】
〘名〙
① 石を投げること。
②
遊戯の
一種。
小石を投げあい、的に当てたり、石の飛ぶ距離などを競うもの。つぶてうち。いしうち。
※石山寺本瑜伽師地論平安初期点(850頃)
二三「託石
(イシナケ)し、跳躑し、蹴蹋
(ふみしら)ひ」
⑤ ふたまたになっている
支軸にゴムを結びつけ、小石などをはさんで飛ばすおもちゃ。
パチンコ。
※
暑中休暇(1892)〈
巖谷小波〉一「
此間も君に
投石器(イシナゲ)を遣ったら〈略〉君許
(きみんとこ)の阿母様
(おっかさん)に叱られたぜ」
いし‐なぎ【石投】
〘名〙 スズキ科の海魚。体長約二メートルになる。
幼魚には
黒褐色のたて縞
(じま)があるが、成長すると消える。
北海道から
高知県、
石川県にわたって分布し、
深海の岩礁部に多い。
食用として夏が美味。
肝臓にビタミンAを多量に含み、食べ過ぎると
中毒する。《季・夏》
※
滑稽本・七癖上戸(1810)下「鯛の貴
(たっと)きも石薙
(イシナギ)の賤しきに位を奪はるるなど」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「石投」の意味・読み・例文・類語
いし‐なぎ【石▽投】
スズキ科の海水魚。全長約2メートル。長楕円形でやや側扁し、灰褐色。幼魚には黒褐色の4~6本の縦走帯がある。深海の岩礁域にすむ。食用。肝臓がビタミンAに富むため、食べると中毒を起こすことがある。《季 夏》
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
石投 (イシナギ)
学名:Stereolepis doederleini
動物。スズキ科の海水魚
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報