紀国屋文左衛門(読み)キノクニヤブンザエモン

デジタル大辞泉 「紀国屋文左衛門」の意味・読み・例文・類語

きのくにや‐ぶんざえもん〔‐ブンザヱモン〕【紀国屋文左衛門】

[?~1734]江戸中期の豪商本姓五十嵐紀伊の人。世に紀文と称せられる。嵐を冒して江戸にみかんを輸送したり、江戸の大火の際に材木を買い占めたりして巨富を築いたが、晩年は零落したという。

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精選版 日本国語大辞典 「紀国屋文左衛門」の意味・読み・例文・類語

きのくにや‐ぶんざえもん‥ブンザヱモン【紀国屋文左衛門】

  1. 江戸前期の商人。姓、五十嵐。幼名文吉俳号、千山。紀伊の人。紀州みかんを海路江戸へ運んで巨富を築き、のち材木問屋を開いて幕府御用商人となる。ぜいたくな生活にふけって紀文大尽と称されたのは二代目であるともいわれ、伝説化された話が多い。享保一九年(一七三四)没。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「紀国屋文左衛門」の解説

紀国屋文左衛門
きのくにやぶんざえもん

歌舞伎浄瑠璃外題
初演
明治38.4(東京宮戸座)

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