デジタル大辞泉
「荒磯」の意味・読み・例文・類語
ありそ【▽荒×磯】
《「あらいそ」の音変化》荒波の打ち寄せる、岩石の多い海岸。
「み立たしの島の―を今見れば生ひざりし草生ひにけるかも」〈万・一八一〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
あら‐いそ【荒磯】
〘名〙
※
拾遺(1005‐07頃か)恋五・九五五「荒磯
(あらいそ)のほか行く波のほか心われは思はじ恋ひは死ぬとも〈
柿本人麻呂〉」
※俳諧・猿蓑(1691)一「あら礒やはしり馴たる友鵆
(ちどり)〈
去来〉」
ありそ【荒磯】
〘名〙 岩石が多く、荒波の打ち寄せる海岸。あらいそ。
※
万葉(8C後)一七・三九五九「かからむとかねて知りせば越の海の安里蘇
(アリソ)の波も見せましものを」
※
落窪(10C後)四「逢ふ事のありその浜の
真砂をばけふ君思ふ数にこそ取れ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報