デジタル大辞泉
「浜」の意味・読み・例文・類語
はま【浜】[書名]
俳句雑誌。昭和21年(1946)、大野林火が創刊・主宰。同人として野沢節子、村越化石らが参加した。大野の没後は松崎鉄之介が主宰を継承。平成25年(2013)8月号をもって終刊。
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はま【浜】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙
- ① 海や湖の、水ぎわに沿った平地。浜辺。海辺。
- [初出の実例]「浜つ千鳥 波麻(ハマ)よは行かず 磯伝ふ」(出典:古事記(712)中・歌謡)
- ② 大阪で、河岸(かし)、川端をいう。
- [初出の実例]「天満の舟祭りが見ゆるこそ幸はひなれ、浜(ハマ)にかけたる桟敷へ」(出典:浮世草子・世間胸算用(1692)二)
- ③ 浜辺や川岸に設けられた市。中世では大坂の四天王寺門前の浜市。近世では米市のあった大坂の堂島の川岸。また、その米市にたずさわる人。
- [初出の実例]「凡京町人、浜商人、鎌倉誂物」(出典:庭訓往来(1394‐1428頃))
- ④ 囲碁で、盤上から取り除かれた石。①の意を掛けて用いることもある。あげいし。あげはま。浜石。
- [初出の実例]「しら浪の打やかへすとまつほどにはまのまさごのかずぞつもれる〈村上天皇〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)雑下・五五二)
- ⑤ ( 「しおはま(塩浜)」の略 ) 塩田。
- ⑥ 江戸の品川の遊里で、応接間・客間にあたる「見通し」のこと。海が見渡せるところからいう。
- [初出の実例]「見とうしの事を浜(ハマ)といひやす」(出典:洒落本・古契三娼(1787))
- ⑦ 「はまぐり(蛤)」の略。おはま。
- [初出の実例]「すけ殿よりはままいる」(出典:御湯殿上日記‐大永八年(1528)六月一日)
- [ 2 ]
- [ 一 ] 「よこはま(横浜)」の略。
- [初出の実例]「上州あたりの商人体(あきんどてい)だが、横浜(ハマ)ででも儲けた金か」(出典:歌舞伎・船打込橋間白浪(鋳掛松)(1866)序幕)
- [ 二 ] 「きたはま(北浜)」の略。〔モダン辞典(1930)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「浜」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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浜 (はま)
浜という言葉は,日本では,海や湖に沿った比較的平たんな砂礫地を指して使われ,岩礁性の磯浜と砂泥性の砂浜とがある。漁村では,浜は,地引網(じびきあみ)などの網引場として,あるいは船揚場や網干場として共同で管理されている場合が多い。漁村の家はいったいに作業場がほとんどなく,網の修理や漁具の手入れ,あるいは魚の分配や加工などは,共同の作業場である浜が利用された。砂浜を指すことばとしては,ウタ,ナゴ,ヨリアゲ,ユリアゲ,それに関東から東北にかけてスカなどが,古来より使われている。なお,大阪では河岸(かし)のことを浜とよんだ。
→磯 →浦 →浦・浜
執筆者:高桑 守史
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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浜
はま
満潮汀線(ていせん)よりすこし上に位置する波の到達限界から、海側の干潮汀線までにみられる比較的平坦(へいたん)な帯状地をいう。満潮汀線より海側は前浜(まえはま)、陸側は後浜(あとはま)とよばれることもある。浜は泥や砂や礫(れき)、巨(漂)礫、岩などからなり、それぞれ、泥質浜、砂浜、礫浜、漂礫浜、磯(いそ)(岩)浜とよばれる。また、砂泥などの堆積(たいせき)物からなる浜を一般に砂浜とよび、巨礫や岩石質の浜を磯とよぶこともある。浜は平面形や規模によって、三日月浜、ポケット浜などの呼称がある。
[豊島吉則]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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浜 はま
?-? 江戸時代前期のキリシタン。
出羽(でわ)久保田藩(秋田県)藩主佐竹義宣(よしのぶ)の側室。元和(げんな)(1615-24)のころ,イエズス会宣教師カルバリヨから洗礼をうけようとしたが,義宣にゆるされなかった。城中から追放されたあと受洗して信者と結婚した。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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浜
はま
beach
高潮線と低潮線の間にある海岸の部分をいう。通常,堆積物から成る海岸をさし,礫浜,砂浜,泥浜に分類する。礫浜は幅が狭く急傾斜をなす。泥浜は湾奥部や河口に発達し,幅が広く傾斜はゆるやかである。また小石や砂から成る海岸を砂浜,岩石海岸を磯浜ということもある。人文地理学では海岸の漁業集落を浜と呼ぶ。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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