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ふり‐もの【降物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 空から降ってくるもの。特に、連歌や俳諧で、雨・露・霜・雪・霰(あられ)など空から降る物をさしていう語。連歌では、この類の題材は三…

へい‐もつ【聘物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =へいもつ(幣物)②[初出の実例]「婚礼の聘物、花原磬、泗浜石、面向不背の玉」(出典:浄瑠璃・大職冠(1711頃)一)

ほう‐もつ【捧物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 神仏へたてまつる供物。また、貴人へたてまつる物。ささげもの。ほうもち。[初出の実例]「公卿并少納言等有二捧物事一、又有二所々誦経六…

まいり‐もの(まゐり‥)【参物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 召しあがりもの。食べ物。[初出の実例]「まいりものは、刀・俎をさへ御前にて、手づからといふばかりにて」(出典:宇津保物語(970‐999頃…

ふくし‐もの【ふくし物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「服し物」の意 )① さかな。〔十巻本和名抄(934頃)〕② 転じて、なぐさみにする物。[初出の実例]「謡の本は子どものふくし物にて」(出…

おく‐つ‐もの【奥物】

精選版 日本国語大辞典
枕 ⇒おきつ(沖━)藻(も)の

おさえ‐もの(おさへ‥)【押物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 酒宴などで、種々の料理が出たあとで花鳥、山水などをかたどった作り物の台に盛って出す酒の肴(さかな)。台には、多く蒔絵(まきえ)など…

おち‐もの【落物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 落ちているもの。落としたもの。遺失物。[初出の実例]「是に由りて、盗賊(ぬすひと)恐懾(おちひし)て、路に遺(オチモノ)拾(と)らず」(出…

とどけ‐もの【届物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 先方へ送り届ける物。また、つけとどけのもの。贈り物。[初出の実例]「中神氏より届物請取候」(出典:島崎金次郎宛大田南畝書簡‐享和元年…

とり‐もの【取物・採物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 取得すること。とり入れること。また、そのもの。[初出の実例]「竹内殿へ参、客来之一味〈蔓草・墨絵〉懸二御目一、可レ然絵之由承了、…

ていちゃく‐ぶつ【定着物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 法律で、継続的に土地と結合して利用され、しかもそれと分離して動かすことが社会通念上容易でない物をいう。建物や樹木、土地に作りつけ…

なおし‐もの(なほし‥)【直物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 修理を要するもの。なおすべきもの。つくろいもの。また、作り直したもの。[初出の実例]「袖釦の煌々(ぴかぴか)は金無垢の狂駒、目貫の…

ながめ‐もの【眺物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ながめて楽しむもの。ながめるねうちのあるもの。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「一生の詠(ナガメ)物ながら女の姿過たるは悪しか…

なで‐もの【撫物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① けがれを除くための禊(みそぎ)や祈祷などに用いる、身代わりの人形や衣類。それで身体を撫でてけがれや禍などを移し、川に流したり、祈…

ときあけ‐もの【解明物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 綿入れの中綿を抜いて袷(あわせ)または単衣(ひとえ)に仕立て直した着物。解明け。解分衣(ときわけごろも)。[初出の実例]「木綿のときあけ…

ぬすみ‐もの【盗物・盗者】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① ( 盗物 ) 盗み取ったもの。盗品。贓品。贓物。[初出の実例]「内蔵の寮允(まつりことひと)大伴の男人、贓(ヌスミモノ)に座(つみ)せらる」…

なら‐もの【奈良物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =ならがたな(奈良刀)[初出の実例]「目利へ行きて是を見するに、奈良物(ナラモノ)にして」(出典:浮世草子・西鶴諸国はなし(1685)二)

あぶり‐もの【炙物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 火であぶったもの。特に、火で焼いた魚肉。焼きざかな。〔十巻本和名抄(934頃)〕

しん‐ぶつ【真物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 まことの物。ほんもの。にせものでないもの。[初出の実例]「其平面鏡は通常用ゐる所のものにして之に映する影像の大小は其真物と相同く」…

せい‐もつ【済物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 租税など、上納する品物。さいもつ。

しゆう‐ぶつ(シイウ‥)【私有物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 私有している物。[初出の実例]「夫神宮教院は開設以来神宮司庁に附帯する所にして、一人一己の私有物に非ざるは」(出典:神教組織物語(1…

しるし‐もの【印物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① あかしとすべきもの。証拠の品。[初出の実例]「天神の子(みこ)亦多(さは)にあり。汝が、君(きみ)とする所(ところ)、是実に、天神の子な…

じょうさく‐もの(ジャウサク‥)【上作物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 よいできのもの。できばえのよいもの。上作。[初出の実例]「もろめいは上さくなり。きゃつは上さくものじゃ」(出典:虎明本狂言・粟田口…

しょうがつ‐もの(シャウグヮツ‥)【正月物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 正月を迎える準備としての物品。多く、正月用の晴れ着をいう。[初出の実例]「正月物を買はむが為に、同じ国の深津の郡深津の市に向かひて…

いんしょく‐ぶつ【飲食物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 飲み物と食べ物。[初出の実例]「飲食物之中毒及び薬物之誤用等により」(出典:内務省達乙第八八号‐明治一一年(1878)一二月二〇日)

けんぞう‐ぶつ(ケンザウ‥)【建造物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 建造した物。家屋、倉庫その他これに類する建築物。[初出の実例]「故なく人の住居又は人の看守する邸宅、建造物若くは艦船に侵入し」(出…

こうさん‐ぶつ(クヮウサン‥)【鉱産物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 鉱山から産する物。鉱業上の生産物。[初出の実例]「水産物、鉱(コー)産物にも富みたり」(出典:尋常小学読本(明治三七年)(1904)〈文…

こしらえ‐もの(こしらへ‥)【拵物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① ほんものをまねて作った物。にせ物。まがい物。模造品。[初出の実例]「虚言八百の正月詞、門松餝(かざり)、竹の千代万代と寿(ことぶく)…

ぎんみ‐もの【吟味物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 江戸時代の訴訟で、吟味筋の手続によって裁判の行なわれる事件をいう。刑事事件の多くがこれにあたる。

いなか‐もの(ゐなか‥)【田舎物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 田舎で作った品物。どことなくあかぬけしていない物。[初出の実例]「遣戸、厨子、何も、ゐ中物はいやしげなり」(出典:能因本枕(10C…

いみ‐もの【斎物・忌物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 忌み慎んで用いないもの。〔日葡辞書(1603‐04)〕② きらい避けて用いないもの。禁物。〔日葡辞書(1603‐04)〕

いや‐もの【厭物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 いやな物。嫌(きら)いな物。[初出の実例]「されば、いやものを見せかけ」(出典:浮世草子・武家義理物語(1688)三)

はな‐もの【花物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 花のようにはかないもの。[初出の実例]「白香付く木綿(ゆふ)は花物(はなもの)言こそは何時のまさかも常忘らえね」(出典:万葉集(8C後…

はなれ‐もの【離物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 仲間から離れているもの。のけもの。[初出の実例]「その中に美児ひとりはなれ物にて艫櫓(ともやぐら)に上がり」(出典:浮世草子・男色大…

はぶり‐もの【葬物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 葬儀に用いられる品物。葬具。はぶりつもの。[初出の実例]「直大弐を以て、佐伯の宿禰大目に贈ふ。并て賻物(ハフリモノ)を賜ふ」(出典:…

ひえ‐もの【冷物・冷者】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 冷たいもの。特に、体の冷えたもの。〔文明本節用集(室町中)〕② 腹を冷やす物。ひえのもの。[初出の実例]「柿、甘く冷え物なれど毒は…

ひかり‐もの【光物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 光るもの。光を発するもの。光ってきわだっているもの。多く、金、銀、宝石などをいう。[初出の実例]「其光物(ヒカリモノ)の白いのは金…

ひき‐もの【弾物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 弾いて鳴らす楽器。琵琶、琴などの弦楽器の総称。吹物(ふきもの)、打物(うちもの)などに対していう語。[初出の実例]「ひきものは、北の方…

びくびく‐もの【びくびく物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 不安や恐怖などでおびえている状態。[初出の実例]「両方に目を配って、悸々(ビクビク)もので冗舌(しゃべ)って居る」(出典:良人の自白(1…

ひぜん‐もの【肥前物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 慶長(一五九六‐一六一五)の頃より肥前国の刀工、忠吉(ただよし)一家およびその門人が鍛えた刀。

ひたし‐もの【浸物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ひたしにしたもの。ひたし。[初出の実例]「肴ささげひたし物、巻するめ・飛魚むしり物」(出典:鈴鹿家記‐永正一四年(1517)六月一日)

ひとまく‐もの【一幕物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 演劇形式の一つ。一幕で完結している戯曲・演劇。[初出の実例]「余り長たらしくて毒悪なのはよくないと思って、一幕物にして置いた」(出…

ひょう‐もつ(ヘウ‥)【俵物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =ひょうもの(俵物)[初出の実例]「俵物 ヘウモツ 又云俵子」(出典:文明本節用集(室町中))

ぬりたて‐もの【塗立物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 仕上塗りを施してない塗り物。

かずけ‐もの(かづけ‥)【被物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「かつげもの」とも )① 人の労をねぎらい、功を賞して与える衣服類。衣服類を相手の肩にうちかけて与えたところからいう。祿(ろく)。纏…

かすり‐もの【絣物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 絣糸を用いて、絣模様を織り出した織物。また、それで仕立てた衣類。[初出の実例]「茶微塵(ちゃみじん)の糸織の上着に綛物(カスリモノ)…

かたぎ‐もの【気質物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 浮世草子の分類の一つ。人物の性格や気質を、階級、身分、職業などの類型によって描き分けた近世小説。江島其磧が八文字屋自笑のもとを離…

かた‐もの【型物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 型で作った陶磁器。また、香合(こうごう)や、水指、茶器、棚、机、調度などでは型作りでなくても一種の様式をなすもの。[初出の実例]「…

おん‐もの【佩物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 「おびもの(佩物)」の変化した語。〔十巻本和名抄(934頃)〕

かんばん‐もの【看板物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 職業や身分を表わすために必要なもの。[初出の実例]「看板物(カンバンモノ)を質に置くなんぞと言ふ事があるものか」(出典:人情本・花暦…