おお‐かぶら(おほ‥)【大鏑】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 合戦の矢合(やあわせ)の時に用いる大きな鏑を付けた鏑矢。[初出の実例]「おほかぶらをとってつがひ、鵼(ぬえ)の声しつる内裏のうへへぞ射…
おお‐がま(おほ‥)【大竈】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 年中行事、冠婚葬祭など人寄せの時の炊事のために設けた竈(かまど)。日常の煮炊き用のほかに設けたもので、餠つきの蒸籠(せいろう)をかけ…
おおかわ‐がり(おほかは‥)【大川狩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 河川運材の一工程。本流河川を筏場(いかだば)まで材木を管流(くだながし)する作業をいう。筏場(綱場ともいう)からはその材木を筏に編束…
おお‐がんどう(おほガンダウ)【大強盗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「がん」は「強」の唐音 ) なみはずれたぬすびと。また、人をののしる時につかう語。[初出の実例]「大がんだうのいきずりめ」(出典:浄…
おお‐きたのかた(おほ‥)【大北方】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 貴人の母を敬っていう語。先代の正妻。大上(おおうえ)。[初出の実例]「此のおほきたのかたぞ、さがな物なりける」(出典:源氏物語(1001‐…
おお‐くび(おほ‥)【大領・衽・袵】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 袍(ほう)、狩衣(かりぎぬ)などの首のまわりを囲むようにつくった前えり。盤領(まるえり)の前襟の称。登(のぼり)。おおくみ。〔十巻本和…
おお‐ぐも(おほ‥)【大蜘蛛】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「あしだかぐも(足高蜘蛛)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
おお‐ぐるま(おほ‥)【大車・土木香】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① キク科の多年草。ヨーロッパ原産で、観賞用として栽培される。高さ一~二メートルになり、全体に短い軟毛を密生する。葉は大きく、長さ…
おお‐ころばし(おほ‥)【大転】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 重量物の下にあてがって、移動を容易にするためのまるい棒の大形のもの。大きな転(ころ)。② まるい棒状の飴や餠などの菓子。[初出の実例…
おお‐さわぎ(おほ‥)【大騒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 会合や事件などで、人々がひどくさわぐこと。[初出の実例]「彼家中大騒云々」(出典:玉葉和歌集‐治承四年(1180)五月二四日)② ひどくあ…
おお‐さんばし(おほ‥)【大桟橋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 江戸、山谷堀(東京都台東区今戸橋付近)にあった桟橋。吉原通いの船の発着場として知られた。[初出の実例]「こまがた打過て待乳山をも夕ごへに、大…
おお‐しくじり(おほ‥)【大失敗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きな失敗。[初出の実例]「そこでおよろこびだと乳母(ばばあ)大しくじりだ」(出典:滑稽本・浮世床(1813‐23)初)
おお‐しゅうと(おほしうと)【大舅・大姑】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 大舅 ) 文楽浄瑠璃の人形のかしらの一つ。腹黒い人物や、権力を持つ邪悪の老人など敵役のかしらに用いる。目はぎょろりと大きく、鋭い…
おお‐しょうこ(おほシャウコ)【大鉦鼓】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 雅楽器の名。鉦鼓(しょうこ)の大型のもの。だいしょうこ。
おお‐ずり(おほ‥)【大刷】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 印刷で、大組み版の校正刷りのこと。→大組み
おおたわら(おほたはら)【大田原】
- 精選版 日本国語大辞典
- 栃木県北東部の地名。大田原氏の城下町、奥州街道の佐久山と鍋掛の間の宿場町として発展。米作を主とするが、現在は工業化が進む。昭和二九年(一九…
おお‐ちから(おほ‥)【大税】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 令制による官稲の一つ。田地にかけられた税のうち官倉に納めて国の用に当てたもの。主として地方政治の財源に当て、一部は中央に収める…
おお‐つづらふじ(おほつづらふぢ)【大葛藤】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「つづらふじ(葛藤)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
おお‐ときん(おほ‥)【大兜巾・大頭巾】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 能楽の装束の一つ。天狗の頭にいただく金襴づくりの大きなずきん。
おお‐にしき(おほ‥)【大錦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大判の錦絵。縦一尺三寸(約四三センチメートル)、横八寸七分(約二九センチメートル)、大奉書二つ切りの大きさのものをいう。これより…
おお‐ぬすびと(おほ‥)【大盗人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大きな盗みをするどろぼう。大どろぼう。また、人をののしっていうのにも用いる。[初出の実例]「かぐや姫てふ、おほぬす人のやつが」(出…
おお‐のら(おほ‥)【大のら】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大変なまけること。ひどく酒色にふけること。また、その人。[初出の実例]「半七の大のらめは、帳面も埒明(あけ)ず、けさからここへつら出…
おお‐バス(おほ‥)【大バス】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( バスは[英語] bass ) サクソルン属の楽器のうちで最低の音域をもつ金管楽器。小バス、中バスとともにチューバと呼ばれる。コントラバス…
おお‐はらい(おほはらひ)【大払】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大みそかの支払い勘定。[初出の実例]「大払(ハラヒ)の時、米屋も呉服屋も〈略〉揚屋の銀も乞にくるほどの者に」(出典:浮世草子・世間胸…
おお‐ばんとう(おほ‥)【大番頭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 商店の使用人の長である番頭の中で筆頭の者。総支配人。[初出の実例]「花盛りで・心のちらぬ大ばん頭」(出典:雑俳・化粧紙(1826))
おお‐びさし(おほ‥)【大庇・大廂】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 寝殿造りの母屋(もや)の正面にあって外側の一段低くなっている細長い部屋。広廂(ひろびさし)。[初出の実例]「両国司被レ候二大庇一」(出…
おお‐ひちりき(おほ‥)【大篳篥】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 雅楽用の管楽器。篳篥の大きいもの。[初出の実例]「中納言のよこぶえ、権中納言大ひちりきとあはせてあそばす」(出典:宇津保物語(970‐9…
おお‐ひめ(おほ‥)【大姫】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 貴人の長女。貴人の家に二人以上の娘がいる時の、長姉の姫。
おお‐ひれ(おほ‥)【大鰭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おおびれ」とも )① 魚の鰭の大きなもの。② 威圧的な態度。[初出の実例]「十五(かこひ)より上を買はぬ男共と見極め、大びれに出て」(…
おお‐ぶさ(おほ‥)【大総】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 紅藻類テングサ科の海藻。房総半島、相模湾、伊豆七島の干潮線下の岩礁上に生じ、寒天の原料とする。
おお‐ぼね(おほ‥)【大骨】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 背骨などの大きな骨。太い骨。〔羅葡日辞書(1595)〕② 大変苦心すること。[初出の実例]「成績が悪くて、中程のところを維持するのが大…
おお‐まと(おほ‥)【大的】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 歩射(かちゆみ)の大きな的(まと)。また、それを射ること。武家の弓法故実としては直径五尺二寸(約一五八センチメートル)の的をいう。⇔…
おお‐み(おほ‥)【大御】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 接頭語 〙 ( 「おお」「み」ともに接頭語 ) 主として神、天皇に関する物事を表わす語に付いて、その物事の所有主、作用主である神、天皇をきわめ…
おおみ‐いつ(おほみ‥)【大御稜威】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おおみ」は接頭語 ) 天皇の御威徳。
おおみ‐しま(おほみ‥)【大三島】
- 精選版 日本国語大辞典
- 瀬戸内海にある芸予諸島で最大の島。愛媛県今治市に属する。ミカンの栽培が盛ん。宮浦に大山祇(おおやまつみ)神社がある。
おお‐めのこ(おほ‥)【大女子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一番年長の娘。姉娘。[初出の実例]「少女(をとめ)を以ては天皇の人(みひと)に為、大女(オホメノコ)を以ては己が人に為て」(出典:日本書…
おお‐も(おほ‥)【大藻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「あまも(甘藻)」の異名。
おおよど‐がわ(おほよどがは)【大淀川】
- 精選版 日本国語大辞典
- 宮崎県、都城(みやこのじょう)盆地南部の山地に発して東流し、宮崎市を貫流して日向灘に注ぐ川。全長一〇七キロメートル。
おお‐よめ(おほ‥)【大娵・&JIS888F;婦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 兄の妻。あによめ。⇔弟嫁(おとよめ)。〔十巻本和名抄(934頃)〕
おお‐りんてん(おほ‥)【大輪転】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「大」は人数が多い意、「輪転」は順次に爵位を授けられる意 ) 平安・鎌倉時代、正月の女叙位(にょじょい)のとき、下級の女司、主殿女…
井深 大 (いぶか まさる)
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1908年4月11日昭和時代;平成時代の実業家;電子工学者。ソニー社長;ソニー教育振興財団理事長1997年没
永井 大 (ながい まさる)
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:1978年5月20日平成時代の俳優
大工業 だいこうぎょう great industry
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 機械制大工業ともいう。人間が手先を使うことによって操作される「道具」ではなく,その操作が一連の物理的機構において実現される「機械」を,体系…
大手鞠 (オオデマリ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Viburnum plicatum var.plicatum植物。スイカズラ科の落葉低木,園芸植物
大毛蟹 (オオケガニ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 動物。節足動物
大甘茶 (オオアマチャ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Hydrangea macrophylla var.oamacha植物。ユキノシタ科の落葉低木
大白蟻 (オオシロアリ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Hodotermopsis japonica動物。オオシロアリ科の昆虫
大夜鷹 (オオヨタカ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Nyctidromus albicollis動物。ヨタカ科の鳥
大実栗 (オオミクリ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Sparganium stoloniferum var.macrocarpum植物。ミクリ科の多年草
大根芋 (ダイコンイモ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。ヤマノイモ科のつる性多年草。ナガイモの別称