シャハーダ shahāda
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- アラビア語で,広義には証言,狭義にはムスリムによる信仰告白。「アッラーの他に神はなく,ムハンマドはその使徒であると証言する」と唱える。イス…
ファーティマ朝【ファーティマちょう】
- 百科事典マイペディア
- 10世紀初めから12世紀,エジプトを中心に北アフリカ〜シリアを支配したイスラム王朝で,最初のシーア派王朝。始祖はシーア派の一派イスマーイール派…
ウンム・アルカイワイン Umm al-Qaywayn
- 改訂新版 世界大百科事典
- アラブ首長国連邦の北部を占める,同連邦構成国の一つ。ウンム・アルガイワイン,ウンムルグワインなどとも表記する。英語ではUmm al-Qaiwainとも。…
ムアッラカート al-Mu`allaqāt
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 古代アラビアの名詩選。イスラム以前のアラビアに現れたおもな詩人7人の代表的カシーダ体の長詩7編を集めたもの。伝説によれば,メッカ郊外ウカーズ…
ばはーあっらーふ【バハー・アッラーフ】
- 改訂新版 世界大百科事典
Quran [Qur’an]
- 英和 用語・用例辞典
- (名)クルアーン コーラン (=the Koran, the Holy Koran:預言者ムハンマドが唯一神(アッラー)から受けた啓示をまとめたとされる聖典で、114章から成る…
バハーイー教(バハーイーきょう) Bahā'ī
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- バーブ教から発展した新宗教。教祖はバーブ教祖の弟子ミールザー・フサイン・アリー・バハー・アッラー(1817~92)。バーブ教の弾圧の際捕えられ,そ…
コーラン Qur'ān
- 旺文社世界史事典 三訂版
- イスラームの聖典。アラビア語ではクルアーンという「読むべきもの」の意。神アッラーが天使を通じてムハンマドに下した天啓を彼の死後集録したもの…
アッバース朝(アッバースちょう) ‘Abbās
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 750~1258アラブの建設したイスラーム王朝。首都はサーマッラー遷都時代(836~892年)を除きバグダード。全カリフが,ムハンマドの叔父アッバースの子…
一神教(いっしんきょう) monotheism
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 崇拝する神の数による宗教分類上の名称。複数の神を信じる多神教に対し,唯一神のみの信仰を認める宗教をいう。ヤハウェを崇めるユダヤ教,アッラー…
一神教【いっしんきょう】
- 百科事典マイペディア
- 唯一の神を崇拝する宗教。英語ではmonotheism。一般に一神教の神は抽象的で男性原理を有し,全知全能の創造主と考えられることが多い。ユダヤ教のヤ…
ムカンナー al-Muqanna`
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]779アッバース朝時代の反乱者。本名 Hāshim ibn Ḥākim。ムカンナーはアラビア語で「覆面の預言者」の意。メルブの洗い張り屋の出身であった…
コーラン Koran; al-Qur'ān
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イスラム教の聖典。クルアーン,コラーンともいう。元は「読誦すべきもの」の意。約 8万語のアラビア語の散文および韻文からなり,114のスーラと呼ば…
あぶどあっらーふ【アブド・アッラーフ(フラニ王国)】
- 改訂新版 世界大百科事典
かりーむあっらー【カリーム・アッラー】
- 改訂新版 世界大百科事典
ホダー khudā
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ホダーイ khudāyともいう。近世ペルシア語で「神」を意味する。その中世ペルシア語形クワダーイ xwadāyは元来,xwad (自身) と āy (来ること) とから…
後ウマイヤ朝 こうウマイヤちょう Umayya
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 756〜1031イベリア半島に建てられたイスラーム王国。新ウマイヤ朝,西カリフ国の別称があるウマイヤ朝がアッバース朝に滅ぼされたとき,亡命に成功し…
シェイフロトフォッラー‐モスク
- デジタル大辞泉
- 《Masjed-e Sheykh Lotf-ollāh》イラン中部の都市イスファハーンにあるイスラム寺院。1979年に世界遺産(文化遺産)に登録されたイマーム広場の東側…
あぶどあっらーふ【アブド・アッラーフ(イスマーイール派)】
- 改訂新版 世界大百科事典
タバータバーイー al-Tabātabā'ī, Sayyid Muḥammad
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1903[没]1981.11.15. コム現代イランにおける宗教界の最高権威者で,しばしばアッラーメ`Allāmeh (大学者) という称号を冠して呼ばれた。イスラ…
後ウマイヤ朝(こうウマイヤちょう) Umayya
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 756~1031ウマイヤ朝が滅びた際,第10代カリフ,ヒシャームの孫アブド・アッラフマーンはスペインに走り,コルドバを都とする後ウマイヤ朝を興した。…
スコテ Succoth
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- ヨルダン川とヤボック川合流点近くにあった古代パレスチナの町。現テルデイルアッラーと同定される。人跡は発掘の結果,金石併用時代,後期青銅器時…
ムータシム al-Mu`tasim
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]794[没]842アッバース朝第8代のカリフ (在位 833~842) 。第5代カリフ,ハールーン・アッラシードの息子で,第7代カリフ,マームーンの弟。 4000…
偶像崇拝【ぐうぞうすうはい】
- 百科事典マイペディア
- 信仰,崇拝の対象として,感覚的・具象的に描いたり,作ったりしたもの(偶像)に霊力を認めて礼拝すること。英語ではidolatry。広義のフェティシズ…
イスラーム al-Islām
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 原義はアラビア語で身を委ねること,転じて唯一神アッラーへの服従,帰依をさす。7世紀初頭,メッカの商人ムハンマドが神の召命を受けてその布教を開…
ハラール・フード
- 百科事典マイペディア
- ハラールはウルドゥー語で〈由緒正しい〉〈法にのっとった〉の意。イスラム教徒は豚肉を食べることを禁じられているが,その他の肉もイスラム式に正…
ファーティマ朝 ファーティマちょう Fātima
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 909〜1171北アフリカからエジプトを支配したシーア派イスラーム王朝イスマーイール派のウバイド=アッラーフはムハンマドの娘ファーティマの子孫と称…
アミーン al-Amīn 生没年:787-813
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝第6代カリフ。在位809-813年。第2代カリフ,マンスールの姪を母にもっていたため,異母兄アブド・アッラーフ(のちの第7代カリフ,マー…
うばいどあっらーふ【ウバイド・アッラーフ】
- 改訂新版 世界大百科事典
サファビー朝美術 サファビーちょうびじゅつ Safavid art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- イランのサファビー朝のイスラム美術。代表的建築として,イスファハンのマイダーネ・シャー (王の広場) を囲む王のモスク,長老ルトゥフ・アッラー…
バハー・アッラー Bahā' Allāh
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]1817.11.12. テヘラン[没]1892.5.29. アコーバハーイ教の創始者。本名 Mīrzā Ḥusain `Alī Nūrī。バーブ教教主の高弟として活躍したが,教主の処…
イスラム
- 百科事典マイペディア
- ムハンマド(マホメット)によって創唱された宗教。正しくは〈イスラーム〉だが,〈イスラム教〉と慣用され,〈マホメット教〉〈回回(フイフイ)教〉…
ジヤーダト・アッラー1世 ジヤーダト・アッラーいっせい Ziyādat Allāh I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]837北アフリカ,チュニジアのアグラブ朝 (800~909) 第3代の君主 (在位 817~838) 。強力な海軍を創建し,地中海に進出。また 827年シチリ…
ムアッラカート むあっらかーと al-Mu‘allaqāt
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 古代アラビアの代表的詩集。6世紀から7世紀にかけて、イスラム以前のアラビア半島西岸地方に7人の大詩人が次々に出現し、各人の「ムアッラカ」とよば…
マフディーの乱(マフディーのらん)
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- マフディー運動とも呼ばれる。1881~98年までスーダンで展開された反エジプト,反英闘争。ムハンマド・アフマドは1881年マフディー(メシア)を宣言,…
ムハンマド Muḥammad
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 570?~632アラブの預言者,イスラームの開祖。メッカのクライシュ族のハーシム家に生まれ,610年頃アッラーの啓示を受け,イスラームを唱えた。クラ…
エル(古代西セム人の主神) える El
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 東地中海岸に住んでいた古代西セム人の主神。とりわけ北シリアの古代都市ウガリトの主神として名高く、ウガリト出土文書にしばしば登場するほか、ユ…
バハーイ教 バハーイきょう Baha'i faith
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- バーブ教の一分派。バーブ教教主の高弟ミールザー・フサイン・アリー・ヌーリーがイランにおいて 19世紀後半に開宗。その後迫害を逃れ,パレスチナの…
バッタル・ガージー Battal gazi
- 改訂新版 世界大百科事典
- トルコの英雄物語。ウマイヤ朝のビザンティン領アナトリア遠征(717-740)において活躍したイスラム信仰戦士(ガージーとよばれる),アブド・アッラ…
イブン・アブド・アルハカム Ibn `Abd al-Ḥakam 生没年:798ころ-871
- 改訂新版 世界大百科事典
- エジプトのマーリク派法学者,歴史家で,《エジプト,マグリブ征服史》の著者。本名Abū al-Qāsim`Abd al-Raḥmān。富裕で有力な法学一家アブド・アル…
イスラム
- 知恵蔵
- 7世紀初頭、アラビア半島でムハンマド(マホメット)が唯一の神(アッラー)から啓示を受けて創始した宗教。信者は、西アジア、アフリカ、東南アジアなど…
ムハンマド Muhammad
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 570ごろ〜632イスラームの開祖。英語読みではマホメットクライシュ族の出身。孤児として貧窮の生活を送ったが,長じて年長の富裕な未亡人ハディーシ…
コッサ こっさ Francesco del Cossa (1436ころ―1478)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イタリアの画家。フェッラーラに生まれ、おもに生地とボローニャで壁画や祭壇画を制作した、いわゆるフェッラーラ派を代表する画家の一人。現存作品…
ナジャフ なじゃふ Najaf
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イラク中央部の宗教都市。ナジャフ州の州都。正式にはアン・ナジャフAn-Najafという。アル・ナジャフ、メシェッド・アリMeshed Aliともいう。バグダ…
アッバース朝【アッバースちょう】
- 百科事典マイペディア
- 北アフリカから中央アジアまでを支配したイスラム王朝。750年―1258年。ウマイヤ朝末期,預言者ムハンマドの血縁者がカリフとして統治すべきだという…
ムハンマド
- 百科事典マイペディア
- イスラムの開祖。日本ではマホメットとも。アブラハム,モーセ,イエスに続く最後の預言者とされる。カーバ神殿のあるアラビア半島の町メッカのクラ…
マンスール(後ウマイヤ朝) al-Manṣūr bn Abī‘Āmir
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ?〜1002後ウマイヤ朝の宰相後ウマイヤ朝のカリフのアブド=アッラフマーン3世に仕えた。
グラッブ・パシャ Glubb Pasha 生没年:1897-1981
- 改訂新版 世界大百科事典
- ヨルダン政府の高官になったイギリス軍人John Bagot Glubbのこと。知アラブ派の軍人,著述家。1920年以来イラクとヨルダンに勤務,20年近くほとんど…
フェルラーラ ふぇるらーら
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →フェッラーラ
サーマッラー文化 (サーマッラーぶんか)
- 改訂新版 世界大百科事典
- サーマッラーはバグダードの北西90km,ティグリス川東岸にあるイスラム期の都市遺跡で,1912-14年の調査の際,都市跡の地下の墓から特徴的な彩文土器…