こっさ
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 少量であるさま。些細であるさま。些少。
- [初出の実例]「御屋敷方のこっさの御扶持米売様になるも、直段(ねだん)との談合づく」(出典:滑稽本・水の往方(1765)五)
こっさ
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ずるがしこく巧妙なさま。狡猾なさま。
- [初出の実例]「Kossa-ni コッサニ」(出典:和英語林集成(再版)(1872))
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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コッサ
Francesco del Cossa
生没年:1436ころ-78
イタリアの画家。フェラーラ生れ。C.トゥーラ,エルコレ・デ・ロベルティErcole de’Roberti(1450ころ-96)とともに,15世紀フェラーラ派の重要な画家。代表作スキファノイア宮殿〈月暦の間〉の壁画(1470ころ)は,君主ボルソ・デステの注文によるもの。それは古代以来の月暦画の伝統と占星術的思想,古代神話のイメージと風俗画的要素の混在した特異な作品である。彼の様式には,A.マンテーニャの厳格な描法とゴシック的装飾性の双方がうかがえる。
執筆者:鈴木 杜幾子
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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コッサ
こっさ
Francesco del Cossa
(1436ころ―1478)
イタリアの画家。フェッラーラに生まれ、おもに生地とボローニャで壁画や祭壇画を制作した、いわゆるフェッラーラ派を代表する画家の一人。現存作品中もっとも名高く、よく彼の特徴を伝えるのは、スキファノイア宮殿(フェッラーラ)の一連の壁画『月暦』(うち「3月」「4月」「5月」が彼に帰せられる。1469~1470年)である。ボローニャでペストのため没したと伝えられる。
[石鍋真澄]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内のこっさの言及
【フェラーラ】より
…大聖堂付属美術館には,幻想的・怪奇的表現に傾くC.トゥーラのオルガン扉絵《受胎告知》(1469)がある。彼は〈フェラーラ派〉の開祖とされ,続くF.delコッサはボルソの注文でスキファノイア宮殿〈月暦の間〉に特異な図像で知られるフレスコ(1470ころ)を描いた。【五十嵐 ミドリ】 国立フェラーラ美術館は,外壁のダイヤモンド・カットのような切石積みを特徴とするパラッツォ・デイ・ディアマンティ(ダイヤモンド宮殿,1492‐1565)の2階の20室を占め,14世紀以降のフェラーラ派絵画の収集を誇る。…
※「こっさ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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