さぶらい‐びと(さぶらひ‥)【侍人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 主君のおそばに仕える人。さぶらい。[初出の実例]「歌(うたよみ)して侍者(サフラヒヒト)に問て曰(のたま)はく」(出典:日本書紀(720)景…
し‐じん【梓人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大工のかしら。大工の棟梁(とうりょう)。[初出の実例]「初梓人斬二其木一、斧斤纔運、震揺鳴吼大蛇数尋怒レ目呀レ口」(出典:済北集(134…
じ‐じん【侍人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 君主のそば近く仕える人。近侍の臣。おそばづき。侍臣。[初出の実例]「弟江沼臣族牛麻呂、年肆拾、正丁、侍人、左目用尾疵」(出典:正倉…
ざん‐じん【讒人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ざんしゃ(讒者)〔文明本節用集(室町中)〕 〔詩経‐小雅・青蠅〕
いち‐びと【市人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 古代、政府の管理する市場内に一定の時刻に集まり、交易を行なう特権を有したもの。女性は市女(いちめ)という。ともに市籍帳に載せられ…
うちゅうど(うちうど)【内人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「うちゅうと」とも ) 家の中にこもっていて、外に出ようとしない人。〔日葡辞書(1603‐04)〕
うつし‐びと【現人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 死者に対し ) この世に生きている人。現在存命中の人。[初出の実例]「うつし人にてだにむくつけかりし人の御けはひの」(出典:源氏物…
うとく‐にん【有徳人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =うとくじん(有徳人)[初出の実例]「三人の長者のうとくにん」(出典:虎明本狂言・三人長者(室町末‐近世初))
えせ‐びと【似非人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =えせもの(似非者)[初出の実例]「大師坊と云ふえせ人(ビト)」(出典:大観本謡曲・大江山(室町末))
いむ‐ひと【斎人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 斎戒して祭事にあずかる人。〔延喜式(927)〕
き‐じん【旗人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中国、清代、八旗に属し士族として特殊な身分をもっていた人々。清朝のはじめに功績のあった官吏や軍人の子孫で、一般国民と区別して、朝…
きり‐びと【切人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 切れる人の意 ) 主君などに気に入られて権勢をふるう人。きりゅうと。きりもの。きれもの。きけもの。権臣。[初出の実例]「十郎蔵人殿…
きんだい‐じん【近代人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 近代の特徴である自我(意識)に基づいた人間主義、合理主義などの近代思想を身につけている人。また、それらの感化を受けている人。[初…
ぐぶ‐にん【供奉人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 供奉をする人。天皇などの供として仕える人。[初出の実例]「後鳥羽院、御幸供奉人ども誠にえらばせ給て」(出典:古今著聞集(1254)一一)
けいざい‐じん【経済人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( [ラテン語] homo oeconomicus の訳語 ) 経済学の理論的研究上、経済行為の主体として構想された概念で、経済的合理性、経済的打算の貫…
くも‐の‐うえびと(‥うへびと)【雲上人】
- 精選版 日本国語大辞典
- ⇒くも(雲)の上人
クルド‐じん【クルド人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( クルドはKurd ) トルコ、イラン、イラク、シリアにまたがる山岳地方、クルディスターンに住む農耕遊牧民族。クルド語を話し、多くはイ…
げしゅ‐にん【下手人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① みずから手を下して事をなした者。特に、犯罪などをおかした者。張本人。げしにん。[初出の実例]「請云、止召重尹可捕下手人者、仍所被…
けっこう‐じん【結構人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 気立てがよく、優しい人。好人物。お人好し。結構者。[初出の実例]「よく礼儀を知りて慇懃をもって人を敬ひ、心立て柔かにけっかう人(ジ…
こう‐にん(カウ‥)【降人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 降参した人。こうじん。[初出の実例]「献レ首使者、率二貞任従者降人一也」(出典:陸奥話記(11C後か))[その他の文献]〔後漢書‐光武…
げんだい‐じん【現代人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 現代に生きている人。[初出の実例]「併しこんな、けちな悪意では、ニイチェ主義の現代人にもなられまい」(出典:あそび(1910)〈森鴎外…
けい‐じん【京人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 みやこの人。みやこびと。[初出の実例]「蓋し上京以来未だ京人たるべき修業ほど、記憶に恥づべき時期はなかりき」(出典:帰省(1890)〈…
こう‐じん(カウ‥)【鮫人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 中国で、水中にすみ、魚に似ているという、想像上の人。南海にすみ、いつも機(はた)を織っていて、しばしば泣き、その涙は落ちて珠玉にな…
おおうち‐びと(おほうち‥)【大内人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 伊勢神宮、熱田神宮などの大神宮にはたらく神官。供御(くご)の物などをつかさどる。おおうちうど。おおうちんど。〔皇太神宮儀式帳(804…
じん‐たく【人宅】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人の住む家。人家。[初出の実例]「人宅は灰の如く風前に散ず」(出典:将門記(940頃か))
じんちょう‐るい(ジンテウ‥)【人鳥類】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ぺンギン類のこと。
じんめい‐ぼ【人名簿】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人名を記入した帳簿。また、人名、住所、電話番号、職業などを記録したもの。人名帳。人名録。名簿。[初出の実例]「選挙資格を有する伯子…
じん‐らい【人籟】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人が吹き鳴らす笛の音。転じて、人の出すさまざまの音。[初出の実例]「天籟、地籟、人籟のどんととするをばもとあそびにして、我物にして…
じん‐わ【人和】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人々が互いになごやかな関係を保っていること。人の和。じんか。[初出の実例]「方今人和大切の折柄、この議差置て可なり」(出典:公議所…
すいし‐にん【水死人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 水におぼれて死んだ人。溺死者(できししゃ)。[初出の実例]「浮物 水死人の浮たるをいふ」(出典:俚言集覧(1797頃))
すえ‐ひと(すゑ‥)【陶人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 大化前代、陶器を作る人。渡来人が多かった。陶作り。とうじん。[初出の実例]「是を以て近江国鏡谷(はさま)の陶人(スヱヒト)は則ち天日槍…
じん‐しょう【人蹤】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人の足あと。また、人の往来。人跡(じんせき)。[初出の実例]「雲嶺禅扃人蹤絶。昔将二今日一再攀登」(出典:文華秀麗集(818)中・過梵釈…
ムーア‐じん【ムーア人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( ムーアはMoor )① 七、八世紀ごろイベリア半島を征服したアラブ人、ベルベル人混成のイスラム軍の呼称。② ヨーロッパ人が北西アフリカ(…
まん‐にん【万人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 よろずの人。多くの人。ばんにん。[初出の実例]「なんし五人ともに、みめかたちげいのふ、まん人にすぐれたり」(出典:御伽草子・文正草…
きか‐じん(キクヮ‥)【帰化人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 帰化によって、その国の国籍を取得した人。[初出の実例]「帰化人、帰化人の子にして日本の国籍を取得したる者」(出典:国籍法(明治三二…
さいかく‐じん【才覚人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =さいかくしゃ(才覚者)〔日葡辞書(1603‐04)〕
たなうけ‐にん【店請人・棚請人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 店請をする人。店子(たなこ)の身元保証人。[初出の実例]「一、棚之者致欠落候はば、棚請人に御懸り可被成との御事に候間、能々吟味致し、…
たのうだ‐ひと【頼人】
- 精選版 日本国語大辞典
- ⇒たのう(頼)だ人
ぶんだん‐じん【文壇人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 作家・批評家などの社会に属している人。文壇を構成する人。[初出の実例]「吾々の周囲━文壇人なんてもっとひどいものかも知れないからね…
ぼう‐じん(バウ‥)【亡人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 出奔して他国にある人。亡命者。〔春秋左伝‐僖公九年〕② 死んだ人。故人。死者。亡者。もうじん。[初出の実例]「古記云。問。絶戸亡人存…
へんしゅう‐にん(ヘンシフ‥)【編集人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 編集著作物の責任者。編集の名義人。[初出の実例]「近頃法庭頻りに誹謗を以て編輯人を罰す」(出典:朝野新聞‐明治八年(1875)八月二二日)
ふつ‐じん【仏人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 フランス人。[初出の実例]「当時仏人レ・ハゲルなる者、〈略〉此都府に在住せり」(出典:玉石志林(1861‐64)四)
つれ‐びと【連人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 連れている人。同伴者。[初出の実例]「それを見てつれ人、かきつへた、といふ五文字を、句の上に据へて、旅の心を詠(よ)めと云ひければ」…
ひだ‐ひと【飛騨人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 飛騨国(岐阜県北部)の人。特に、飛騨の大工、飛騨工(ひだたくみ)。飛騨彦。[初出の実例]「斐太人(ヒダひと)の真木流すといふ丹生(にふ)…
ひと‐あいさつ【人挨拶】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人との応対。人のもてなし。人あしらい。[初出の実例]「長髄彦を踏みのばして人挨拶(ひとアイサツ)」(出典:浮世草子・諸道聴耳世間猿(1…
ひと‐あつめ【人集】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 人を集めること。集会。会合。[初出の実例]「人あつめをして誹謗するぞ」(出典:史記抄(1477)五)② 特に、興行者や香具師(やし)などが…
ひと‐いきれ【人熱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人が多く集まって、からだの熱やにおいでむんむんすること。[初出の実例]「蠢動してゐる群集の生温かい人いきれが」(出典:刺青(1910)…
ひと‐いれ【人入】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 雇い人などを周旋すること。また、それを業とした人。[初出の実例]「人足(ヒト)いれにすると能い金まうけだ」(出典:滑稽本・客者評判記…
ひと‐おと【人音】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 人のいる気配の物音。また、人の来る音。[初出の実例]「朝日照る島の御門におほほしく人音(ひとおと)もせねばまうら悲しも」(出典:万葉…
ひきゅうど(ひきうど)【低人】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒ひきうど(低人)