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経済人 ケイザイジン

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デジタル大辞泉の解説

けいざい‐じん【経済人】

《〈ラテン〉homo oeconomicus》もっぱら経済的合理性のみに基づいて行動する個人主義的な人間像古典学派によって想定され、以後近代経済学でも通常、このような人間像を仮定して理論を展開する。

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世界大百科事典 第2版の解説

けいざいじん【経済人 homo oeconomicus[ラテン]】

経済学の始祖ともいうべきA.スミスは,経済活動において人間はセルフインタレストにもとづいて行為するものだ,と考えた。セルフ・インタレストの意味は,元来,自己に関連した事柄への関心ということであるが,それをせまく解釈すると私利私欲ということになる。私利私欲を専一とする人間,これが経済人つまりホモ・エコノミクスの最も一般的な定義である。このような人間観は,J.ベンサム流の功利主義の思想を経由し,さらにはW.S.ジェボンズに代表されるような快楽主義の思想から影響をうけて,物欲の充足を利己的に追求する人間という考え方をうみだした。

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大辞林 第三版の解説

けいざいじん【経済人】

出典|三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

経済人
けいざいじん

ホモ・エコノミクス」のページをご覧ください。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

経済人
けいざいじん

自己の経済的利益を極大化することを唯一の行動基準として経済合理的に行動する人間の類型をいう。ホモ・エコノミクスhomo conoicus(ラテン語)の訳語。古典学派の経済学者が、経済社会の法則を説明する際に、理論の前提として想定した経済社会における一般的人間像である。したがって、当時の経済社会の推進力となっていたブルジョアジーの行動原理を抽象して類型化したものともいえる。古典学派の経済学者は、経済現象の法則性とは経済社会の合理性そのものであると理解し、その合理性の根源は個々の人間が経済活動を行う際の合理性にあると考えた。さらに彼らは、経済法則に従って経済社会が調和的に発展するのは、個々人の「利己的」で合理的な経済活動の自然必然的な結果であると把握した。こうした自由放任主義による経済の調和的発展という考え方は、当時先進国として世界経済を支配していたイギリスのイデオロギーである、と受け止めたドイツ歴史学派の経済学者は、自由放任主義の根底にある経済人の想定そのものを、人間は「利己心」だけで行動するものではない、と批判したのである。しかし、古典学派の経済学者も、人間の本性一般が「利己的」であると考えたわけではなく、経済人というのは、経済理論を構築するために、人間の経済上の行動原理を方法的仮説として構想したものと理解すべきである。個々の経済主体が経済合理的に行動すると想定することは、現代において経済理論を構想する際にも有効性をもつものと考えられる。[佐々木秀太]

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