【供職】きようしよく
- 普及版 字通
- 職務につかえる。〔三国志、魏、梁習伝〕單于(ぜんう)恭順し、名王(部族の長)稽(けいさう)(降服)し、部曲の事供すること、に同じ。字通「供」の…
【重囲】じゆうい(ぢゆうゐ)
- 普及版 字通
- 幾重にも囲まれる。〔三国志、魏、斉王芳紀〕重圍を越蹈(ゑつたう)し、白をし、身を輕んじて信を守り、不幸にして(とら)へらる。字通「重」の項目を…
演義小説 えんぎしょうせつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国の口語小説のうち、歴史を題材とした長編小説の呼び名。「演」は「衍(えん)」に通じ、正史などに記載されている史実(義)を、民間の伝説などで…
【伏起】ふくき
- 普及版 字通
- 潜伏していて、急に襲う。〔三国志、魏、郭嘉伝〕(孫)策、輕くして備へ無し。~(も)し刺客伏せば、一人ののみ。字通「伏」の項目を見る。
【設備】せつび
- 普及版 字通
- 備えて用意する。〔三国志、魏、伝〕(ゐく)、(張)(ちやうばく)の亂を爲すを知り、ち兵を勒(ろく)して設備す。字通「設」の項目を見る。
【餽餉】きしよう(しやう)
- 普及版 字通
- おくりもの。〔三国志、呉、劉基伝〕(えう)の長子基、字は輿、年十四、の喪に居りて禮を盡し、故の餽餉、皆受くる無し。字通「餽」の項目を見る。
【幹策】かんさく
- 普及版 字通
- 謀を立てる能力。〔三国志、魏、毋丘倹伝〕中、、東を討たんことを圖る。儉の幹策るを以て、徙(うつ)して幽州刺と爲す。字通「幹」の項目を見る。
【禽鹿】きんろく
- 普及版 字通
- 鳥や獣。〔三国志、魏、東夷、倭人伝〕居る島、方四百餘里可(ばかり)、土地山險、深林多く、路は禽鹿の徑の如し。字通「禽」の項目を見る。
【高行】こうこう(かうかう)
- 普及版 字通
- 立派な行い。〔三国志、魏、伝注に引く張の漢紀〕(祖父、)淑學にして高行り。李固・李膺と志を同じうし、友とし善し。字通「高」の項目を見る。
【歌戯】かぎ
- 普及版 字通
- うたい戯れる。〔三国志、魏、高句麗伝〕其の民、歌することを喜ぶ。國中の邑、夜に男女群聚し、相ひ就いて歌戲す。字通「歌」の項目を見る。
【門】がもん
- 普及版 字通
- 大将の軍門。衙門。〔三国志、魏、典伝〕、士と爲る。門の旗長大にして人能く(た)ふる(な)し。、一手もて之れをつ。字通「」の項目を見る。
【学行】がくこう(かう)
- 普及版 字通
- 学問と品行。〔三国志、魏、高柔伝〕士はの淵叢、六の宗とする。宜しく學行の優劣に從ひ、待つに不の位を以てすべし。字通「学」の項目を見る。
【掩襲】えんしゆう(しふ)
- 普及版 字通
- 不意を襲う。〔三国志、蜀、廖立伝〕(孫)、呂をはして、南三郡を掩せしむ。立、身をして走り、自ら先(劉備)に歸す。字通「掩」の項目を見る。
【淵源】えん(ゑん)げん
- 普及版 字通
- みなもと。〔三国志、魏、管寧伝〕、高恬泊、~其の淵源を測り、其の濁を覽るに、未だ俗獨行、の(ごと)きらざるなり。字通「淵」の項目を見る。
【佳事】かじ
- 普及版 字通
- よいこと。〔三国志、蜀、諸瞻伝〕一善佳事あるに、瞻の倡するに非ずと雖も、百姓皆傳へて相ひげて曰く、侯の爲すなりと。字通「佳」の項目を見る。
【游】ゆうとう(いうたう)
- 普及版 字通
- あそび耽る。〔三国志、魏、武帝紀注に引く曹瞞伝〕太、少(わか)くして飛鷹走狗(狩猟)を好み、游すること度無し。字通「游」の項目を見る。
【弄機】ろうき
- 普及版 字通
- 専権。〔三国志、魏、済伝〕(上)三官一臣に任ぜば、旦の忠に非ず。管夷吾(仲)のに非ずんば、則ち弄敗官のらん。字通「弄」の項目を見る。
通俗妓容三国志 〔富本〕 つうぞく ぎようさんごくし, まいらせそうろ くるわさんごくし
- 歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典
- 歌舞伎・浄瑠璃の外題。初演天保1.1(江戸・中村座)
【家計】かけい
- 普及版 字通
- くらし。生計。〔三国志、魏、夏侯玄伝、注に引く魏略〕(李)豐、後仕へて二を(へ)たるも、家計を以てと爲さず、俸廩を仰ぐのみ。字通「家」の項目…
【恭順】きようじゆん
- 普及版 字通
- うやうやしく従う。〔三国志、魏、梁習伝〕單于(ぜんう)恭順し、名王(部族長)稽(けいさう)(降服)し、部曲の事供すること、に同じ。字通「恭」の…
【承知】しようち
- 普及版 字通
- 知る。〔三国志、蜀、費詩伝〕(諸亮、孟達に)書を與へて曰く、~息を承知し、然として永す。以て足下素の志を存(あき)らかにす。字通「承」の項目…
【謙恭】けんきよう
- 普及版 字通
- 謙してつつましい。〔三国志、呉、沢伝〕性、恭篤愼(とくしん)、官府の小も、呼召對問するに、皆抗禮(こうれい)(対等の礼)を爲す。字通「謙」の項…
【紺地】こんじ(ぢ)
- 普及版 字通
- 紺色の織物。〔三国志、魏、東夷、倭人伝〕特に汝に紺地句錦三匹、~白絹五十匹、金兩、五尺の刀の二口、銅百枚、眞珠・丹各五十斤を賜ふ。字通「紺…
【斬獲】ざんかく(くわく)
- 普及版 字通
- 斬首と捕虜。〔三国志、魏、曹仁伝〕太の袁を破りしとき、仁、斬する頗(すこ)ぶる多し。~太其の略をとし、郡に之(ゆ)かしめず。字通「斬」の項目を…
【体】らたい
- 普及版 字通
- まるはだか。〔三国志、呉、綜伝〕(上)日南郡の男女、體にして以て羞と爲さず。此れに由りて之れを言へば、蟲豸(ちゆうち)と謂ふべし。字通「」の…
【労困】ろう(らう)こん
- 普及版 字通
- 疲れ苦しむ。〔三国志、呉、華覈伝〕今、力を中原に角(あらそ)ひ、以て彊を定むるに當り、~彼はし我は損し、加ふるに勞困を以てす。字通「労」の項…
【連弩】れんど
- 普及版 字通
- 連続して発射できる石弓。〔三国志、蜀、諸亮伝〕亮、性、巧思に長ず。弩を損し、木牛馬は、皆其のに出づ。兵法を推演し、陣の圖を作る。字通「連」…
【熊虎】ゆうこ
- 普及版 字通
- 猛獣。〔三国志、呉、周瑜伝〕(上)劉備は梟雄(けうゆう)のを以て、關・張飛、熊虎の將り。必ず久しく屈して人の用を爲すに非ず。字通「熊」の項目…
【委質】い(ゐ)し
- 普及版 字通
- 質は贄(し)。尊上に初見のときに献ずる礼物。委贄。〔三国志、蜀、黄忠伝〕先南のかた郡を定む。忠、に委質し、隨從して蜀に入る。字通「委」の項目…
【屋宅】おく(をく)たく
- 普及版 字通
- やしき。〔三国志、呉、陳武伝〕年三十四にして卒(しゆつ)す。家財、士をふに盡く。死するの日、妻子露立す。太子登、爲に屋宅をせり。字通「屋」の…
【幹佐】かんさ
- 普及版 字通
- ことをただし補佐する。〔三国志、魏、伝〕、口吃なるを以て、幹佐と作(な)すを得ず。~宣王之れを奇とし、之れを辟(め)して掾と爲す。字通「幹」の…
【征行】せいこう(かう)
- 普及版 字通
- 旅ゆく。また、出征する。〔三国志、魏、曹真伝〕眞、征行するに、將士と勞を同じうす。軍賞足らざれば、輒(すなは)ち家財を以て班賜す。字通「征」…
【棟梁】とうりよう(りやう)
- 普及版 字通
- 棟木と、うつばり。重責の人にたとえる。〔三国志、魏、高柔伝〕(上)今、輔の臣、皆國の棟梁にして、民の(とも)に瞻(み)るなり。字通「棟」の項目…
【粗醜】そしゆう(しう)
- 普及版 字通
- みにくい。〔三国志、魏、方伎、管輅伝〕容貌粗醜、威儀無くして酒を嗜(この)む。飮言戲、非を擇ばず。故に人多く之れを愛するもせず。字通「粗」の…
【姿儀】しぎ
- 普及版 字通
- 風采。〔三国志、魏、公孫伝〕字(あざな)は伯珪、西令の人なり。~儀、大聲り。侯太守之れをとし、女を以て焉(こ)れに女(めあは)す。字通「姿」の項…
【時論】じろん
- 普及版 字通
- 当時の世論。〔三国志、魏、常林伝〕時論、林の操峻なるを以て、之れを輔(大臣)に致さんと欲す。林、に疾(やまひ)篤(あつ)しとす。字通「時」の項…
【彊富】きよう(きやう)ふ
- 普及版 字通
- 富強。〔三国志、呉、駱統伝〕臣聞く、國に君たるは、以て疆土に據りて彊富を爲し、威を制して貴を爲し、~世胤を永くして豐祚を爲すと。字通「彊」…
【世難】せなん
- 普及版 字通
- 世の乱れ。〔三国志、蜀、劉焉伝〕焉、靈の治缺し、王室多故なるを覩(み)、~(ひそ)かに阯の牧たらんことを求め、世をけんと欲す。字通「世」の項目…
【主帥】しゆすい
- 普及版 字通
- 将軍。〔三国志、魏、東夷、韓伝〕其の俗、綱紀(かうき)少なく、國邑に帥りと雖も、邑雜居し、善く相ひ制する能はず。拜の禮無し。字通「主」の項目…
【階禍】かいか(くわ)
- 普及版 字通
- わざわいの発端。〔三国志、蜀、先主伝〕卓、を首(はじ)めて、京畿を(たうふく)し、曹操を階(はじ)めて、天衡(政権)を竊み執る。字通「階」の項目…
【極痛】きよくつう
- 普及版 字通
- 至上の哀しみ。〔三国志、呉、呉主伝〕夫(そ)れ三年の喪は、天下の制にして、人の極痛なり。~故に三年、孝子の門に(およ)ばず。字通「極」の項目を…
【誉】いつよ
- 普及版 字通
- ほめすぎ。〔三国志、蜀、諸瞻伝〕蜀の人亮を思し、咸(ことごと)く其の才を愛す。~是(ここ)を以て(瞻の)美聲譽、其の實にぐるものり。字通「」の…
【藻麗】そう(さう)れい
- 普及版 字通
- あやがあり、美しい。〔三国志、蜀、楊戯伝〕(秦子を賛す)司農の性才、允(まこと)に(あき)らかなり。麗の辭理、(ひひ)として光り。字通「藻」の項…
【率】そつれい
- 普及版 字通
- ひきいはげます。〔三国志、呉、諸恪伝〕(弟に与ふる書)弟の在る、と犬相ひ錯(まじ)はる。今の時に當りて、軍を整頓し、將士をせよ。字通「率」の…
【蹈】とう(たう)せき
- 普及版 字通
- ふみにじる。〔三国志、呉、諸恪伝〕魏の軍、き擾(みだ)れて散走す。爭ひて橋を渡り、橋壞れ斷ゆ。自ら水に投じ、(こもごも)相ひ蹈す。字通「蹈」の…
【抱膝】ほう(はう)しつ
- 普及版 字通
- 膝をかかえる。〔三国志、蜀、諸亮伝注に引く魏略〕(亮)州に在り。~晨夜從容する(ごと)に、常に膝をきて長嘯(ちやうせう)す。字通「抱」の項目を…
【鼎立】ていりつ
- 普及版 字通
- 鼎の三足のように分立する。〔三国志、呉、陸凱伝〕(上)(ちかごろ)の末にして、三家鼎立す。曹(魏)綱紀を失ひ、晉其のを(たも)つ。字通「鼎」の…
【流宕】りゆうとう(りうたう)
- 普及版 字通
- 遠遊。流浪。〔三国志、蜀、許靖伝〕(袁の尚書令に与ふる書)許休、才士、~宕より已來、群士と相ひ隨ひ、~九族中外と、其のを同じうす。字通「流…
【流弊】りゆう(りう)へい
- 普及版 字通
- 世の悪弊。〔三国志、魏、杜恕伝〕今の學~競ひて儒家を以て、闊(うくわつ)にして世用に(あま)ねからずと爲す。此れ最も風俗のなり。字通「流」の項…
【涌】よういつ
- 普及版 字通
- わき、れる。〔三国志、呉、呉主伝〕(太元元年)秋、大風あり。江涌し、地も深さ尺、の高陵の柏斯(ここ)に拔け、郡の南門、飛びてつ。字通「涌」の…