「三国志」の検索結果

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わ‐ほん【話本】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 中国の宋・元時代の、口語体の語り物(講釈)の台本から発展した読みもの。「水滸伝(すいこでん)」「三国志演義」などは、ここから加筆発…

【雄壮】ゆうそう(さう)

普及版 字通
勇ましい。〔三国志、蜀、張飛伝〕飛、雄壯威猛すること、關に亞(つ)ぐ。魏の謀臣(ていいく)等咸(み)な(い)ふ、・飛は人のなりと。字通「雄」の項目…

【財】えいざい

普及版 字通
余財。〔三国志、蜀、諸亮伝〕(も)し臣死するの日、に餘帛り、外に財りて、以て陛下に(そむ)かしめずと。卒するにんで、其の言ふの如し。字通「」の…

【危】えんき

普及版 字通
危ういところに臨む。〔三国志、魏、和洽伝〕昏世のには、黷すべからず。久しくせば、必ず讒(ざんとく)の、其の中を(へだ)つるらん。字通「」の項目…

【乞求】きつきゆう(きう)

普及版 字通
乞い求める。〔三国志、蜀、張嶷伝〕郡に在ること十五年、域安穆なり。(しばしば)らんことを乞求す。乃ち(め)されてに詣(いた)る。字通「乞」の項目…

【沙汰】さた

普及版 字通
よりわける。淘汰。〔三国志、呉、朱拠伝〕是の時、曹書曁(きえん)、貪汚にして位に在るものを疾(にく)み、之れを沙汰せんと欲す。字通「沙」の項目…

【訓章】くんしよう(しやう)

普及版 字通
おしえ明らかにする。〔三国志、蜀、諸亮伝〕臣才を以て、~親しく旄鉞を秉(と)り、以て三軍を(はげ)ますも、法を訓すること能はず。字通「訓」の項…

【布】けんぷ

普及版 字通
かとりぎぬ。〔三国志、魏、東夷、韓伝〕(弁辰十二国)土地肥美、五び稻を種(う)うるに宜(よろ)し、桑に曉(あき)らかに、布を作る。字通「」の項目…

【沈没】ちんぼつ

普及版 字通
水中に沈む。〔三国志、魏、東夷伝、倭人〕今、倭の水人、好んで沈沒して魚蛤を捕(と)る。身は亦た以て大魚水禽(の害)を厭(はら)ふ。字通「沈」の…

あごた‐ぼね【顎骨】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 あごの骨。上あごの骨と下あごの骨。[初出の実例]「はっと明たる腮(アゴタ)ぼねくひ違ひてぞ見へにける」(出典:浄瑠璃・本朝三国志(171…

【慰】い(ゐ)じゆつ

普及版 字通
慰問する。慰恤。〔三国志、魏、高貴郷公紀〕各部の大をして、其の門を慰せしむ。~其の力戰して事に死するは、皆科の如く、漏るるる勿(なか)らしむ…

【穀帛】こくはく

普及版 字通
穀物と織物。〔三国志、魏、高堂隆伝〕夫(そ)れ祿賜帛は、人の民を惠して之れが司命を爲す以のなり。(も)し今廢することらば、是れ其の命を奪ふなり…

【尺牘】せきとく

普及版 字通
一尺の木簡。また、手紙。書札。〔三国志、魏、胡昭伝〕(胡)昭、書を善くす。鍾・邯鄲淳・衞・と竝びに名り。尺牘の迹、動(や)やもすれば楷とせら…

【沖虚】ちゆうきよ

普及版 字通
淡泊の境地。〔三国志、魏、王粲等伝評〕粲は特(ひと)り常伯の官に處(を)り、一代の制を興す。然れども其の沖宇は、未だ徐幹の粹なるに(し)かず。字…

【待】ちようたい

普及版 字通
遇。〔三国志、魏、曹爽伝〕、東宮に在りしとき、甚だ之れを親愛す。位にくにび、散騎侍と爲り、~散騎常侍を加へ、武衞將軍に轉じ、待殊なるり。字…

【通好】つうこう(かう)

普及版 字通
好誼を結ぶ。〔三国志、呉、孫皓伝注に引く呉録〕晉にひす。、(張)儼に謂ひて曰く、今南北好す。君を以て出の才りと爲す。故に相ひ屈行すと。字通…

【佞慧】ねいけい

普及版 字通
口先がうまく、こざかしい。〔三国志、蜀、允伝〕後漸く長大となり、宦人(くわんじん)を愛す。、辟(べんぺき)佞にして、自ら容入せんと欲す。字通「…

【奸雄】かんゆう

普及版 字通
悪知恵のはたらく英雄。姦雄。〔三国志、呉、陸凱伝〕君のは奸雄に闇(くら)まされ、君の惠は群(ぐんげつ)(多くの悪者)に閉(ふさ)がる。字通「奸」…

【勧戒】かん(くわん)かい

普及版 字通
善をすすめ悪を戒める。〔三国志、蜀、諸亮伝評〕刑峻なりと雖も、怨む無し。其の心を用ふることらかにして、戒なるを以てなり。治の良才~と謂ふべ…

【迴顧】かい(くわい)こ

普及版 字通
ふりかえる。〔三国志、呉、陸伝〕召さるるにんで、當下に(直ちに)徑(ただ)ちにりてに赴き、するに武昌由(よ)りし、曾(かつ)て迴せず。字通「迴」…

【恋旧】れんきゆう(きう)

普及版 字通
昔を懐かしむ。〔三国志、魏、司馬朗伝〕、()卓の必ずびんことを知り、留められんことをれ、~里に歸らんことを求む。~老、を戀ひ、從ふること(な…

【感激】かんげき

普及版 字通
心に深く感じて奮いたつ。〔三国志、蜀、諸亮伝〕先~猥(みだ)りに自ら枉屈して、三たび臣を廬の中にみる。~是れに由りて感激し、に先に許すに驅馳(…

【訶責】かせき

普及版 字通
り責める。〔三国志、呉、顧雍伝注に引く江表伝〕(顧雍の孫)、酒にひ、三たび(た)ちてひ、うて止まるを知らず。雍、(こころ)に之れを怒り、日を召…

【謐然】ひつぜん

普及版 字通
やすらかなさま。〔三国志、魏、東夷伝〕景初中、大いに師を興し、(公孫)淵を誅し、軍を潛(ひそ)めてにび、樂浪・帶方の郡を收む。而る後、表謐然…

【聡思】そうし

普及版 字通
さとく思慮深い。〔三国志、魏、方技、杜〕(き)、律を善くし、思人にぐ。絲竹、能くせざる靡(な)し。~、統、~先代の古樂を紹復するは、皆より始ま…

【屯居】とんきよ

普及版 字通
集団ですむ。〔三国志、呉、諸恪伝〕恪、府に到り、乃ち四郡の屬長に移書し、各をして其の疆界を保たしめ、らかに部伍を立て、其のに從ふ民は、悉(こ…

【符讖】ふしん

普及版 字通
未来記。符命と図讖。〔三国志、蜀、後主伝注に引く諸亮集〕(三月詔)昭烈皇(劉備)叡(めいえい)のを體し、武を光演す。~符讖を奉順し、位をて號…

【挂懐】けいかい(くわい)

普及版 字通
心にかける。気にする。〔三国志演義、六十二〕(劉備)統にうて謝罪して曰く、昨日は酒にひ、言語觸忤(しよくご)せり。幸ひに挂懷すること勿(なか)…

【険阨】けんやく

普及版 字通
地勢がけわしい。〔三国志、呉、朱桓伝〕今戰はば必ず敗れ、敗れば必ず走らん。走るは當(まさ)に夾石・挂車に由るべし。此の兩は皆險阨、~則ち彼の…

【険要】けんよう(えう)

普及版 字通
けわしく要害の地。〔三国志、魏、徐晃伝〕此の閣は、中の險、咽喉なり。劉備、外を斷して以て、關中を取らんと欲す。將軍一擧して、克(よ)くの計を…

【賛述】さんじゆつ

普及版 字通
ほめたたえて述べる。〔三国志、蜀、陳震伝〕亮、兄瑾に與ふる書に曰く、孝(震)忠純の性、老いて篤(あつ)し。其の東西(呉・蜀)を贊するにびては…

【奢倹】しやけん

普及版 字通
奢侈と倹約。〔三国志、魏、衛伝〕禮に、天子のに必ず金玉のり、飮の肴に必ず珍の味り。凶に至りては、則ち膳を徹しをす。~奢儉のは必ず世の豐に(な…

ちん‐じゅ【陳寿】

デジタル大辞泉
[233~297]中国、西晋の歴史家。安漢(四川省)の人。字あざなは承祚。蜀しょくに仕え、蜀の滅亡後は晋の張華に認められて著作郎となり、「三国志…

【阿】あもう

普及版 字通
進歩のない少年にたとえる。呂(りよもう)の故事。〔三国志、呉、呂伝注に引く江表伝〕今に至りては、學、復(ま)た下(呉にいた当時)の阿に非ず。字…

【茂功】もこう

普及版 字通
すぐれた功績。〔三国志、呉、諸恪伝〕中臺の官をして、へて犒賜(かうし)を致し、以て功を旌(あら)はし、以て劬勞(くらう)を慰めしむ。字通「茂」の…

【路次】ろじ

普及版 字通
道すがら。途中。〔三国志、呉、三嗣主伝〕今、大晉興す。~猥(みだ)りに六軍を煩(わづら)はし、衡蓋(かうがい)(車蓋)路、く江に臨み、擧國震惶す…

【衷心】ちゆうしん

普及版 字通
心から。〔三国志、蜀、法正伝〕初め孫、妹を以て先に妻(めあは)す。~侍婢百餘人、皆親しく刀を執りて侍立す。先入るに、衷心常に凜凜(りんりん)た…

【破潰】はかい(くわい)

普及版 字通
崩潰する。〔三国志、魏、武帝紀注に引く献帝起居注〕輒(すなは)ち兵馬を勒(ろく)し、與(とも)に官渡に戰ふ。の威に乘じ、~に大いに破潰す。字通「…

【操尚】そうしよう(さうしやう)

普及版 字通
品行が高い。〔三国志、魏、原伝〕少(わか)くして管とに、操を以てせらる。~巾り、原、家屬を將(もっ)てに入り、鬱洲山中にむ。~に東に至る。字通…

【恭黙】きようもく

普及版 字通
つつしみ深く、口数が少ない。〔三国志、蜀、劉巴伝〕猜(さいけん)せらるるを懼(おそ)れ、恭默にして靜を守る。きて私無く、事に非ざれば言はず。字…

【忌恨】きこん

普及版 字通
きらい遺恨におもう。〔三国志、蜀、先主伝〕劉巴は、宿昔の忌恨するなり。皆之れを顯任に處(を)き、其の能を盡さしむ。志の士、競せざる無し。字通…

【蛾附】ぎふ

普及版 字通
蟻のように集まる。〔三国志、魏、鍾会伝〕斯須(ししゅ)にして、門外は梯に倚りに登り、或いは屋を燒きて、蛾附亂し、矢下ること雨の如し。字通「蛾…

【潰爛】かい(くわい)らん

普及版 字通
くずれただれる。〔三国志、呉、孫策伝注に引く呉録〕火、上風に放ち、兵、下に激す。弓弩竝び發し、矢雨のごとく集まる。~(黄)乃ち潰爛す。字通…

【計数】けいすう

普及版 字通
計謀。〔三国志、呉、張温伝〕亮、計數を見す。必ず慮屈申の宜を知らん。加ふるに天の恩を受く。亮の心を推すに、必ず疑貳(ぎじ)無(なか)らん。字通…

【嫌弐】けんじ

普及版 字通
疑惑をもつ。〔三国志、呉、諸瑾伝〕姦讒竝びり、(かはるがはる)相ひ陷(かんたい)し、轉(うた)た貳をす。一たび爾(しか)りてより已、群下利を爭ふ。…

【蚩】しがい

普及版 字通
おろか。〔三国志、魏、明悼毛皇后伝〕太和元年、立ちて皇后と爲る。~其の容止擧動、甚だ蚩、語れば輒(すなは)ち自ら侯身と謂ふ。時人以て笑ひと爲…

【殊功】しゆこう

普及版 字通
殊勲。偉功。〔三国志、蜀、諸亮伝〕武赫然(かくぜん)として、を威鎭す。將(まさ)に殊功を季にて、伊(尹(ゐん))(公)の勳に參ぜんとす。字通「殊…

【済育】さいいく(ゐく)

普及版 字通
たすけ育てる。〔三国志、魏、夏侯尚伝〕古の官をつるは、群生を濟し、民物を統理する以なり。故に之れが君長を爲(つく)りて、以て之れを司牧せしむ…

【鐘漏】しようろう

普及版 字通
時を知らせる鐘と水時計。〔三国志、魏、田予伝〕年七十をぎて以て位に居るは、譬(たと)へばほ鳴り漏盡きて、夜行休(や)まざるがごとし。是れ罪人な…

【心胆】しんたん

普及版 字通
きもだま。〔三国志、魏、鍾会伝〕敗軍の將は、以てを語るべからず。國の大夫は、與(とも)に存を圖るべからず。心膽以(すで)に破るるが故なり。字通…

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