奸雄(読み)カンユウ

デジタル大辞泉 「奸雄」の意味・読み・例文・類語

かん‐ゆう【×奸雄/×姦雄】

悪知恵を働かせて英雄となった人。奸知にたけた英雄。
[類語]英雄ヒーロー老雄群雄両雄風雲児巨星巨人英傑傑物傑士傑人人傑俊傑怪傑大人物逸材大物女傑大器

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精選版 日本国語大辞典 「奸雄」の意味・読み・例文・類語

かん‐ゆう【奸雄・姦雄】

  1. 〘 名詞 〙 悪知恵に長じた英雄。奸智術策の巧みな人。
    1. [初出の実例]「処士の閑なる者をば退て、姦雄のかだましい者を進るぞ」(出典:史記抄(1477)三)
    2. 「人奸雄(カンユウ)なればこれを虎狼に比す」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)前)
    3. [その他の文献]〔魏志‐武帝紀注〕

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普及版 字通 「奸雄」の読み・字形・画数・意味

【奸雄】かんゆう

悪知恵のはたらく英雄。姦雄。〔三国志、呉、陸凱伝〕君のは奸雄に闇(くら)まされ、君の惠は群(ぐんげつ)(多く悪者)に閉(ふさ)がる。

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