つむり‐もの【頭物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 女の頭髪を飾るものの総称。櫛(くし)・笄(こうがい)・簪(かんざし)など。つむりのもの。つぶりのもの。
つめた‐もの【冷物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 膾(なます)をいう女房詞。[初出の実例]「女房ことば〈略〉なます、おなま、つめた物とも」(出典:大上臈御名之事(16C前か))
てぎわ‐もの(てぎは‥)【手際物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 手際を必要とするもの。技量のいるもの。腕前のいるもの。[初出の実例]「いかにも、是は、つっと手際物でおりゃる」(出典:虎寛本狂言・…
なつ‐さくもつ【夏作物】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 夏の農作物。夏に収穫される作物。夏作。
てとり‐もの【手取物・手取者】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 得意とするところ。得意とするもの。[初出の実例]「惣而うせ物の待人のと申が、算置の手取物で御ざる」(出典:虎寛本狂言・居杭(室町末…
耐火物 タイカブツ refractories
- 化学辞典 第2版
- 築炉で高温に使用するのに適した非金属材料をいう.もともとは高温に耐えることであるが,摩耗,圧力,化学的侵食,および温度の急変という破壊的な…
時代物 じだいもの
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 江戸時代,歌舞伎・浄瑠璃・小説の分類世話物に対し,江戸およびそれ以前の武将の軍記などを描いたもの。たとえば近松門左衛門『国性爺合戦』,竹田…
相州物 そうしゅうもの
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 相模(さがみ)国(神奈川県)でつくられた日本刀の呼称。鎌倉・南北朝時代(13~14世紀)には鎌倉が、室町後期(16世紀)には小田原が中心地となった…
堆積物 たいせきぶつ sediment deposit
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 風化により生成された砕屑物(さいせつぶつ)や火山噴出物・生物遺骸(いがい)などが、水流・風・氷河などで運ばれて、海洋や陸域の地表面に堆積したも…
採物 とりもの
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 神楽(かぐら)などの神事芸能で舞人が手に持つ物。取物、執物とも書く。宮廷の御神楽(みかぐら)は、採物の部と前張(さいばり)の次第からなるが、採物…
納屋物 なやもの
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 江戸時代において民間の業者の手を経て流通する物資のことをいい、年貢米・藩専売物資など蔵屋敷を経て流通する蔵物(くらもの)に対する語である。貢…
びぶつ【美物】
- 改訂新版 世界大百科事典
寄せ物 よせもの
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 寒天やゼラチン、または葛粉(くずこ)で材料を寄せ固めてつくる料理。別名流し物ともいう。寄せ物は甘味を強くすると菓子になり、料理の寄せ物は塩味…
納屋物 なやもの
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 江戸時代,諸藩の年貢米,専売品など蔵屋敷を経由し取引された蔵物に対し,直接民間商人によって集散された問屋商品の総称。納屋物として取扱われた…
修羅物 しゅらもの
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 能楽の曲目の分類の一つ。五番立の能では,神,男,女,狂,鬼の男にあたり,2番目に演じられるところから,二番目物という。合戦により,死後,修羅…
義太夫物 ぎだゆうもの
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
関物 せきもの
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 美濃国 (岐阜県) ,関の刀工による刀剣。南北朝時代から室町時代における美濃の作刀は,備前 (→備前物 ) に次いで繁栄し,その中心地が関であったの…
まるもの【円物】
- 改訂新版 世界大百科事典
狂乱物 きょうらんもの
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- (1) 能の四番目物のうち,物狂いをシテとする種類。男物の『土車』,女物の『隅田川』『百万』など。神憑りに発する一時的な興奮状態 (物狂い) を表…
追善物 ついぜんもの
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 日本演劇,音楽の用語。故人の供養または追憶のため上演されるものをいう分類名称。歌舞伎では追善狂言といい,延宝6 (1678) 年正月に死んだ大坂新町…
できもの
- プログレッシブ ロシア語辞典(和露編)
- нары́в;чи́рей;волды́рь;〔腫瘍〕о́пухоль
ishítsú-butsu, いしつぶつ, 遺失物
- 現代日葡辞典
- A coisa perdida.◇~ toriatsukai-jo遺失物取扱所A se(c)ção dos perdidos e achados [das ~s].[S/同]Fuńshítsú…
jiyṓ-butsu[óo], じようぶつ, 滋養物
- 現代日葡辞典
- O alimento nutritivo.
kokéi-butsu, こけいぶつ, 固形物
- 現代日葡辞典
- Um (corpo) sólido;os sólidos. [A/反]Ryū́dṓ-butsu. ⇒kokéí1.
chińtái-butsu, ちんたいぶつ, 賃貸物
- 現代日葡辞典
- Um obje(c)to para aluguer/l.
ha-mónó2, はもの, 葉物
- 現代日葡辞典
- 1 [野菜の] As verduras.2 [観葉植物] A planta de bela folhagem. [S/同]Kań'yṓ shókúbutsu. [A/反]Haná-mono.
もの【物】 承((けたまわ))る
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「ものうけたまわる」の略 ) 人にものをいう時に、まずいう呼びかけのことば。お尋ねします。申し上げます。もしもし。[初出の実例]「ものけ給はる…
もの‐あんじ【物案】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 物事を思案すること。思い悩むこと。心配すること。[初出の実例]「枕をわるは物あんじのふかきとや」(出典:俳諧・類船集(1676)和)
もの‐うじ【物倦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ものうんじ」の撥音「ん」の無表記 ) =ものうんじ(物倦)[初出の実例]「哀と思し人のものうしして、はかなき山里に隠れ居にけるを…
もの‐きせ【物着】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 能楽で、能および狂言の演者に装束をつけること。また、その人。江戸時代には専門の物着方がいたが、現在は後見が行なう。[初出の実例]「…
もの‐きょうじ【物興】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 物事に興じること。[初出の実例]「あまり物けうじする程にむげに政事知らぬ白物(しれもの)にこそなりぬべかめれ」(出典:栄花物語(1028‐…
もの‐ぎれ【物切】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 売る品物がなくなること。品切れ。[初出の実例]「売方が沢山故、一向に間に不合、ややもすれば舟切だの、もの切だのとことはりをいい」(…
もの‐こいし・い(‥こひしい)【物恋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]ものこひし 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「もの」は接頭語 ) 何となく恋しい。ものこおし。[初出の実例]「旅にして物…
もの‐こおし(‥こほし)【物恋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「こおし」は「こいし」の古形 ) =ものこいしい(物恋)
もの‐ごわ・し(‥ごはし)【物強】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「もの」は接頭語 ) 何となくかた苦しい。何となくうちとけない。[初出の実例]「すくよかにいひて、ものごはきさまし給へれば…
もの‐さた【物沙汰】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 物事を処理すること。特に訴訟を受理して判定すること。裁判。御物沙汰(おんものさた)。[初出の実例]「守二上裁之趣一、物沙汰之時者、…
もの‐さだめ【物定】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 物事のよしあしを判定すること。品定め。[初出の実例]「馬(むま)のかみ、物さだめの博士になりて、ひひらぎゐたり」(出典:源氏物語(100…
もの‐じたい【物自体】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Ding an sich の訳語 ) カント哲学で、われわれが経験的に知り得る現象としての物とは別に、それ自体としてあると考えられ…
もの‐・する【物】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 名詞「もの(物)」にサ変動詞「する」の付いてできたもの。種々の動詞の代わりとして、ある動作をそれと明示しないで婉曲(えんきょく)に表現する…
もの‐だいしょう(‥ダイシャウ)【物大将】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ある隊を統率する長。侍大将の類。[初出の実例]「もの大将の余勢すさまじ 花さそふひだり扇に香を配り」(出典:俳諧・信徳十百韻(1675))
もの‐たち【物裁】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 布帛を裁(た)つこと。また、衣服を裁ち縫うこと。裁縫。[初出の実例]「ものたちなどするねび御達、おまへにあまたして」(出典:源氏物語…
もの‐ねたみ【物妬】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 何かにつけて嫉妬すること。[初出の実例]「物ねたみしける男はなれ侍りて後に」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)雑秋・一一二二・詞書)
もの‐ほこりらか【物誇】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 =ものほこりか(物誇)[初出の実例]「いと人笑はへになりはて給らんなど、物ほこりらかにいひののしるほどに」(出典:蜻蛉…
もの‐めで【物愛】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 物事に深く心を動かされること。ひどく感動してほめること。[初出の実例]「さすがに思し咎(とが)むるこそなど古体の人どもは物めでをしあ…
もの‐ゆい(‥ゆひ)【物言】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ものいい(物言)」の変化した語 )① ものを言うこと。また、それの上手な人。[初出の実例]「東方朔はものゆいの滑稽な者なり」(出典…
もの‐ゆかし【物床】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞シク活用 〙① 何かにつけて好奇心を働かせるさまである。[初出の実例]「女房のもの床しうする。ただなるだに、いとしも思はしからぬ人の、…
もの‐らし【物らし】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「らし」は接尾語 ) ものものしい。大げさである。[初出の実例]「ふるうなり・自筆の額の物らしき」(出典:雑俳・馬たらひ(…
しらべもの 調べ物
- 小学館 和伊中辞典 2版
- ¶図書館に調べ物をしに行く|andare a controllare (ql.co.) in biblioteca
つけもの 漬け物
- 小学館 和伊中辞典 2版
- (塩漬け)ortaggi(男)[複]in salamo̱ia;(ぬか漬け)ortaggi(男)[複]conservati in una pasta a baṣe di crusca di riso
物持ち
- ポケットプログレッシブ仏和・和仏辞典 第3版(和仏の部)
- 物持ちがいいね|Tu prends soin de tes affaires.この街一の物持ち|personne la plus riche de la ville