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「謫」の検索結果

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たく【謫・讁】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 責めること。とがめること。罪すること。配流。左遷。〔色葉字類抄(1177‐81)〕 〔春秋左伝‐昭公七年〕

たく【謫】[漢字項目]

デジタル大辞泉
[音]タク(漢)罪によって遠方に流される。「謫所・謫仙/流謫るたく」

はい‐たく【配×謫】

デジタル大辞泉
[名](スル)「配流はいる」に同じ。

たく‐・す【謫】

精選版 日本国語大辞典
〘 他動詞 サ行変 〙 罪によって配流する。流す。左遷する。[初出の実例]「適戍とは罪人の謫せられて、辺戍にならうす者を移徙て置く」(出典:史記抄…

ざん‐たく【竄謫】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 遠い土地に流して罰すること。官位を下げて、遠地に移すこと。〔虞集‐榻叔能詩序〕

たく・す【×謫す】

デジタル大辞泉
[動サ変]罪によって遠方へ流す。配流する。「道真みちざねは筑紫に―・せられ」〈福沢・文明論之概略〉

たくせん【謫仙】

改訂新版 世界大百科事典

はい‐たく【配謫】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =はいる(配流)

へん‐たく【貶謫】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 官位を下げて遠方の地へ移すこと。貶流(へんりゅう)。配流(はいる)。貶竄(へんざん)。[初出の実例]「昔被栄花簪組縛、今為貶謫草莱囚」(…

へん‐たく【×貶×謫】

デジタル大辞泉
官位を下げて遠方の地に移すこと。配流はいる。貶遷へんせん。

たく‐せん【謫遷】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 罪によって官位を下げて遠方の土地に行かせること。左遷すること。[初出の実例]「李渉は、〈略〉やがて謫遷せられて、武陵の宰となったこ…

せん‐たく【遷謫】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 罪によって、官位を下げ辺鄙(へんぴ)な地においやること。謫遷。しまながし。〔色葉字類抄(1177‐81)〕[初出の実例]「万里荒外の地へ遷…

ばっ‐たく【罰謫】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 罪を責めて罰すること。また、罰して遠方へ流すこと。[初出の実例]「七科適は罪科の罰謫が七こそあるらうぞ」(出典:史記抄(1477)一七)

せん‐たく【遷×謫】

デジタル大辞泉
罪を犯した者を、官位を落として辺地へ追放すること。

たく‐せん【×謫仙】

デジタル大辞泉
天上界から罪によって人間界に追放されたという仙人。脱俗した人や、非凡な才能の持ち主、大詩人などのたとえにいう。

たく‐せん【謫仙】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 天上界から人間の世界に追放されてきた仙人。また転じて、神仙にたとえられるような非凡な才能をもった人。大詩人などをほめていう語。特…

たく‐らく【謫落】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 罪によって官職を追われること。[初出の実例]「一従三謫落在二柴荊一、万死兢々跼蹐情」(出典:菅家後集(903頃)不出門)

たっこうぎん【《謫行吟》】

改訂新版 世界大百科事典

たく‐しょ【謫所・謫処】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 流罪になって流されている所。配流されている所。配所。[初出の実例]「平到二謫所一誰与食、生及二秋風一定無レ衣」(出典:菅家後集(903…

たくてんじょうせん【謫天情仙】

改訂新版 世界大百科事典

へん‐せん【×貶遷】

デジタル大辞泉
「貶謫へんたく」に同じ。

は‐ちょう(‥テウ)【巴調】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 =はじんちょう(巴人調)[初出の実例]「巴調、独り謫仙に慚づることあり」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)

へん‐ざん【×貶×竄】

デジタル大辞泉
官位を下げて遠方へ流すこと。貶謫へんたく。貶流へんる。

へん‐りゅう(‥リウ)【貶流】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 官位を下げて遠地に移すこと。貶竄(へんざん)。貶謫(へんたく)。配流(はいる)。

はい‐る【配流】

デジタル大辞泉
[名](スル)流罪に処すること。島ながし。配謫はいたく。流刑るけい。「配流の身」「離島へ配流される」

こ‐ふん【孤憤】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 一人で世をいきどおること。〔広益熟字典(1874)〕[初出の実例]「満腔の孤憤を漏らした」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉六)[そ…

みょう‐さく(メウ‥)【妙作】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 すぐれた著作。絶妙の作品。[初出の実例]「李白は天上の謫仙人なればこそこの妙作あれ」(出典:中華若木詩抄(1520頃)下)

ざん‐かん【×讒陥】

デジタル大辞泉
[名](スル)告げ口をして、人を不利な立場に追いやること。「英仏の為めに―せられ、炎熱万里の沙漠に放謫せらる」〈東海散士・佳人之奇遇〉

ぶん‐ぴん【文賓】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 文人。文客。[初出の実例]「我是柴荊貶謫人。豈図徴召列二文賓一」(出典:本朝麗藻(1010か)下・除名之後初復三品〈藤原有国〉)

ざん‐かん【讒陥】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 告げ口したりして、人を罪におとしいれたり、苦しい立場に追いこんだりすること。[初出の実例]「亦遂に英仏の為めに讒陥せられ、炎熱万里…

ちょう‐しょう(‥セウ)【徴招・徴召】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 召しだすこと。よびだすこと。[初出の実例]「我是柴荊貶謫人、豈図徴召列二文賓一」(出典:本朝麗藻(1010か)下・除名之後初復三品〈藤…

へん【貶】[漢字項目]

デジタル大辞泉
[音]ヘン(呉)(漢) [訓]けなす おとしめる1 相手を悪く言う。けなす。「毀誉褒貶きよほうへん」2 身分や地位を落とす。「貶斥・貶謫へん…

る‐たく【流謫】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 官位をおとされて、遠方に流されること。遠流。りゅうたく。[初出の実例]「南方会昌へ謫せらるるも、更更流謫とは、をもわぬ也」(出典:…

と‐こう【渡口】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 渡しの船の発着場。渡し場。[初出の実例]「渡口の郵船は風定まって出づ、波頭の謫処は日晴れて看ゆ〈小野篁〉」(出典:和漢朗詠集(1018…

へん‐ざん【貶竄】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 官位を下げて遠方へ流すこと。配流。貶流。貶謫(へんたく)。[初出の実例]「亜米利加洲に貶竄せらる」(出典:明治月刊(1868)〈大阪府編…

さい‐けい【柴荊】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 しばやいばらなどの雑木。転じて、粗末な家。[初出の実例]「一従三謫落在二柴荊一、万死兢々跼蹐情」(出典:菅家後集(903頃)不出門)[そ…

ろう‐くん(ラウ‥)【老君】

精選版 日本国語大辞典
[ 1 ] 〘 名詞 〙 老人を敬っていう語。また、隠居をして家督を譲った旧主人や旧主君をその家の使用人や臣下が呼ぶ語。[初出の実例]「淳茂昔与二老君…

ほう‐ちく(ハウ‥)【放逐】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 おいはらうこと。追い出すこと。追放。放謫。[初出の実例]「哀哉放逐者、蹉跎喪精霊」(出典:菅家後集(903頃)読開元詔書)「族門誅に及…

せん【仙】[漢字項目]

デジタル大辞泉
[常用漢字] [音]セン(呉)(漢)1 山中で修行して不老不死の術を修めた人。「仙境・仙骨・仙術・仙女せんにょ・せんじょ・仙人/神仙・謫仙た…

はい‐る【配流】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「る」は「流」の呉音 ) 流罪・流刑に処すること。流すこと。しまながし。配謫(はいたく)。はいりゅう。[初出の実例]「而依二皇太子奏…

じつ‐い【実意】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 まことの心。本意。本心。また、まごころ。真情。[初出の実例]「人を救はうと云ふ実意から根ざす事で無く」(出典:志都の岩屋講本(1811…

えん(ヱン)【冤・寃】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 無実の罪。ぬれぎぬ。[初出の実例]「卒(つい)に曖昧を以て罪を得、貶謫されて以て死す。今に至るまで能くその冤を弁ずる者なし」(出典:…

野口寧斎 (のぐち-ねいさい)

デジタル版 日本人名大辞典+Plus
1867-1905 明治時代の漢詩人。慶応3年生まれ。父野口松陽,森春濤(しゅんとう)・槐南(かいなん)父子にまなび,槐南主宰の星社に参加。また詩誌「百花…

げん‐しん【元稹】

精選版 日本国語大辞典
中国、唐代の詩人。字(あざな)は微之(びし)。河南洛陽の人。官は右拾遺。貶謫され、後、武昌節度使となる。詩歌に新生面を開き、白居易とともに「元…

は‐とう【波頭】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 波の上。海上。[初出の実例]「渡口の郵船は風定まって出づ 波頭の謫処は日晴れて看ゆ〈小野篁〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)[その…

こう‐とう【口頭】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① ことばで述べること。口で言うことによって直接に意思を表現すること。口上。[初出の実例]「口頭説去非二真説一、紙上伝来豈密傅」(出典…

し‐じん(‥ヂン)【紫塵】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 紫色のちり。紫色。また、その色から蕨(わらび)をさすこともある。[初出の実例]「紫塵の嫰(わか)き蕨は人手を拳(にぎ)る、碧玉の寒き蘆…

きた・す【来】

精選版 日本国語大辞典
〘 他動詞 サ行五(四) 〙① 来るようにする。来させる。[初出の実例]「喚び来(きたシ)て謫罰することゆるす」(出典:斯道文庫本願経四分律平安初期…

しょ‐けい【諸兄】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙① 多くの兄。兄たち。[初出の実例]「衆姉惣家留、諸兄多謫去」(出典:菅家後集(903頃)慰少男女)[その他の文献]〔詩経‐鄭風・将仲子〕② …

そう‐らい(サウ‥)【草莱】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙 ( 「莱」は荒れ地の意 )① 荒れはてたくさむら。生い茂った雑草。[初出の実例]「一訪二土宜一披二草莱一、山家閑処立徘徊」(出典:本朝無…

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

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