デジタル大辞泉
「一橋」の意味・読み・例文・類語
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ひとつ‐ばし【一橋】
[1] 〘名〙
一本だけ
丸木などを渡した橋。一本橋。
丸木橋。〔十巻本和名抄(934頃)〕
※
源氏(1001‐14頃)手習「ひとつはしあやうがりて帰り来たりけん物のやうにわびしくおぼゆ」
[2]
[一] (
徳川家康が江戸入国の際丸木の一本橋を渡したことによる) 江戸城の
外堀の橋の
一つ。
雉子橋の
東方、神田橋との間の橋で、南詰に
一ツ橋御門があった。伊豆殿橋。
[二] (一ツ橋) 東京都千代田区中北部の
地名。一橋家の屋敷や、蕃書調所
(ばんしょしらべしょ)があった。
いち‐の‐はし【一橋】
[1] 〘名〙 道を横切る何本かの川にそれぞれ橋をかけたとき、また、一本の川にいくつかの橋をかけたとき、各橋に
番号をつけた、その第一番目の橋。
[2]
[一] 京都市東山区の今
熊野川にかかる橋。
伏見街道にかけられた橋を北から順に一の橋、二の橋といった。法性寺大路の一の橋ともいう。
[二] 東京都墨田区の
竪川にかかる橋。一の橋から五の橋まである第一番目の橋。一つめ。
[三] 東京都港区麻布古川にかかる橋。一の橋から四の橋まである第一番目の橋。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報