右から左(読み)ミギカラヒダリ

デジタル大辞泉 「右から左」の意味・読み・例文・類語

みぎからひだり

受け取った金品を、すぐまた他の人に渡して、手元にとどめおかないこと。「給料をもらっても右から左へなくなってしまう」
[補説]ふつう、「左から右」と言うことはない。
[類語]即刻即座即時即席即製同時言下直後直ちに早速すぐすぐさまとっさに俄か折り返しすかさず立ちどころにたちまち途端瞬く間あっという間時を移さず間髪をれずリアルタイム

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「右から左」の意味・読み・例文・類語

みぎ【右】 から 左(ひだり)

① 受け取ったものをすぐ他の人に渡して、手元にとどめておかないこと。
浄瑠璃三浦大助紅梅靮(1730)三「望みの通りに三百両、右(ミギ)から左(ヒダリ)猿が餠、旨い物は宵に食へ」
② 即座に用意できること。直ちに融通がきくこと。
※歌舞伎・群清滝贔屓勢力(1867)中幕「五十両は右から左でござりませうな」

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