山家(読み)ヤマガ

デジタル大辞泉 「山家」の意味・読み・例文・類語

やま‐が【山家】

山の中にある家。山里の家。また、山村。山里。

さん‐か【山家】

山中にある家。やまが。

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精選版 日本国語大辞典 「山家」の意味・読み・例文・類語

さん‐げ【山家】

[1] 〘名〙 「さんげしゅう(山家宗)」の略。
伝光録(1299‐1302頃)永平元和尚「然しより山家の止観を学し、南天秘教をならふ」
[2] 比叡山延暦寺をいう。
三帖和讚(1248‐60頃)浄土「山家(サムケ)伝教大師は国土人民をあはれみて七難消滅の誦文(じゅもん)には南無阿彌陀仏をとなふべし」

やま‐が【山家】

〘名〙
① 山にある家。山中の家。山里の家。
※類従本元永元年十月二日内大臣忠通歌合(1118)「山家にはならのから葉の散り敷きて時雨の音もはげしかりけり〈藤原為実〉」
端女郎(はしじょろう)異称。〔浮世草子御前義経記(1700)〕

さん‐か【山家】

〘名〙 山中の家。やまが。
懐風藻(751)初春於左僕射長王宅讌〈百済和麻呂〉「鶉衣追野坐、鶴蓋入山家」 〔杜甫‐従駅次草堂、復至東屯茅屋詩〕

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普及版 字通 「山家」の読み・字形・画数・意味

【山家】さんか

山中の家。唐・司空図〔重陽雨に阻(はば)まる〕詩 重陽雨に阻まれて、獨り杯を銜(ふく)む 移し得たり山家、未だ開かず

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山家」の意味・わかりやすい解説

山家
やまえ

福岡県中部筑紫野市の中部にある地区。旧宿場町。冷水峠の南西麓にあり,長崎街道要地に発達した筑前六宿の1つ。付近に大変電所がある。

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