「肓」を「盲」と誤って「やまいこうもうにいる」と読み誤ることがある。
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「膏」は心臓の下、「肓」は横隔膜の上をいい、俗に「こうもう」と読む。ともに内臓の奥深く位置し、針も灸(きゅう)もその力が及ばないところから、病気が不治の状態になることをいい、転じて悪癖や弊害などが手のつけられないほどになることをいう。
中国、晋(しん)の景侯が重病にかかり、秦(しん)の国から名医を招いたが、その医者が到着する前に、侯の夢に病魔が二人の童子の姿で現れ、「彼は良医だから、痛めつけられるだろう。どこに逃げたらよいだろう」といい、「肓の上、膏の下にいたならば、なにもできないだろう」と話すのを聞いた。やがてやってきた医者は「これでは処置なし」と診断した、と伝える『春秋左氏伝』「成公十年」の故事による。
[田所義行]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...