錦草(読み)ニシキグサ

デジタル大辞泉 「錦草」の意味・読み・例文・類語

にしき‐ぐさ【錦草】

紅葉もみじのこと。
ニシキソウ別名

にしき‐そう〔‐サウ〕【錦草】

トウダイグサ科一年草。畑や道端に生える。茎は赤く、根際から枝分かれして地をはい、切ると白い汁が出る。葉は楕円形で小さく、対生。夏から秋、淡赤紫色の小花が集まって咲く。 秋》

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精選版 日本国語大辞典 「錦草」の意味・読み・例文・類語

にしき‐そう ‥サウ【錦草】

〘名〙 トウダイグサ科の一年草。本州四国、九州の日当たりのよい畑地や路傍などに生える。茎は紅色を帯び根ぎわからよく分枝して地面にひろがる。茎・葉を切れば白い乳液を出す。葉は対生し、長円形で縁に微細な鋸歯(きょし)がある。夏から秋にかけて、葉腋に赤紫色の花のようにみえる杯状花序をつける。花は単性花で、それぞれ一本の雄しべ雌しべをもつ。果実は扁平な卵形で、三裂する。漢名、地錦・雀児臥単。ちちぐさ。にしきぐさ。《季・秋》
※俳諧・己が光(1692)「横わたす柄の露や錦草〈素牛〉」

にしき‐ぐさ【錦草】

〘名〙
紅葉(もみじ)異称
蔵玉集室町)「色見草 紅葉 〈略〉錦草 同 立田山松をたてなるにしき草時雨てまはる山の横雲
② =にしきそう(錦草)〔多識編(1631)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「錦草」の解説

錦草 (ニシキソウ・ニシキグサ)

学名Euphorbia humifusa var.pseudochamaesyce
植物。トウダイグサ科の一年草

錦草 (ニシキグサ)

植物。カエデ科の木本類,とくに高雄紅葉の別称。モミジの別称

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